Wed, May 04

  • 02:05  でも溶血性尿毒症症候群は本当におっかない。透析回せる施設でないとできない治療手段があって、教科書的には「原則として保存的治療で回復する」と書いてある。実地と教科書との間隙にトラブルの種がある
  • 02:06  ちょうど最近出版された自治医科大学のモーニングケースカンファレンスを集めた本に、溶血性尿毒症症候群で回復に難渋したケースがいくつか取り上げられていて、「怖いよね」なんて話してた矢先だった
  • 02:08  @Shingi 「戦局眼を持った人は結局恐ろしく少ない」という事実を、第一感の発見というものは、何一つ変えなかったですよね。。>ライパー将軍  [in reply to Shingi]
  • 02:33  SFって、なるべく少ない「ずる」でできる限り大きな成果に到達する競争みたいなものだから、SF作家は問題の解決に貢献できるのだろうと思う
  • 02:49  @maname 「ずる」というのが、人としての常識範囲を超えて無理をする、という意味ならば、まさにそうかもですね。。  [in reply to maname]
  • 02:50  @navisl_zvezda ちょっと常識を曲げるだけで、全く違った世界を作り出してみせるのが、作家の力量なんじゃないのかなと  [in reply to navisl_zvezda]
  • 13:47  たとえば田中角栄は、「努力していない」ような気がする。握手を年間5万回とか。ほぼ一晩中寝ずに勉強を毎日とか。官僚の入省年次は全部暗記とか。ああいう超人的な積み重ねは、もはや努力という、苦行の文脈からは出てこない。そういう生活習慣だとしか
  • 13:48  「俺は努力してここまでこれた」という言葉が、とても押しつけがましく暑苦しく聞こえる人というのは、努力したんじゃなくて、運がよかったのだと思う。田中角栄の積み重ねもまた、それは結果を見据えた努力なんかではなく、そういう生活習慣に、自分を作り替えた結果としてそうなった
  • 13:50  四国のお遍路を1周回るのは「努力」なのかもしれないけれど、それが生活習慣になって、何年もぐるぐる回っている人もいる。それを自慢したい人は、1周分の「努力」をそこいら中に吹聴するだろうけれど、20周とか回る人は、自慢する暇あったら歩く
  • 13:51  角栄事務所の地元番頭だった人は、寝なかったんだという。物理的な姿勢として一晩中座った状態で、現役時代横にならなかったんだと。あれを努力文脈で説明するのはやっぱり無理で、それは「そういう人なんだ」という説明でいいんだと思う。それが結果につながれば幸いだし
  • 13:52  努力して結果をつかめなかった人は、運が悪かった可能性と、努力が足りなかった可能性とがある。運が悪いのはもうどうしようもないし、努力が足りないときの「足りない」というのは、たぶん想定より2桁ぐらい足りなくて、それは「もっと努力」でなく、生活習慣の根っこから変えないと無理で
  • 13:53  そういう意味で、誰かに「努力しろ」というのは無意味な指摘であって、角栄は「年間辻ぜっぽうを3万回、握手を5万回やりなさい。そうすれば地元で当選できる」とはアドバイスしたけれど、それを「努力」と表現しなかったし、「努力しなさい」とも言わなかった
  • 13:55  目標とする数を示されて、その上で得られる結果が示されて、ミッシングリンクは自分で埋めないといけない。数万回という数は、もう努力や根性でカバーするには遠すぎて、それを積むための生活習慣を考え直すか、あきらめるか。さもなければ、神仏にすがって運に任せるか
  • 14:06  @sea_ts それはいいたとえ話。。  [in reply to sea_ts]
  • 15:07  @HenachokoDr 元々が境界のはっきりしない疾患ですけれど、今回ニュースになっているのは、HUSというよりも、もうTTPなんでしょうかね。。  [in reply to HenachokoDr]
  • 15:09  いずれにしてもこう、「HUSです転院受けて下さい」「教科書的には保存的治療で大丈夫なはずだからお断りします」みたいなやりとりが末端施設と基幹施設で行われたとして、そうなるともう「下痢は救急受けられません」という看板出すしかない
  • 15:10  今もう「胸痛受けない」とか、「胸受けない」という看板出してる施設が現にある。心筋梗塞の人送ろうとして、転院先探せなくて責任問われたあたりから。胸痛よりも下痢の人のほうが、数的にはずっと多いから、下痢の症状を断る施設が出ると、相当に困る
  • 15:11  「そんなの丁寧に診察すれば分かるだろ」なんて言われても、じゃあ下痢の人全員採血尿検するかと言えば、もちろん今まではしてこなかったわけで。じゃあこれから全員それやるかといえば、それも難しい。
  • 15:13  こういうグレー部分こそ、学会の偉い先生方が指針示してくれないと厳しい。返す返すも、新フルの時に「とりあえずタミフル」と勧告出してくれたのは助かった。あれを「詳細な問診により的確な判断を」とかやられると、現場持たなかった
  • 15:18  @HenachokoDr 血漿交換て、一般内科レベルで下す判断の中では相当に重たいほうだから、そこまで視野に入れると、最初から大学病院級の施設で受けないと厳しいですよね。。  [in reply to HenachokoDr]
  • 15:23  @naohaq 溶血性尿毒症症候群だと、しばらくすると腎機能の悪化と血小板減少が出てくるので、結局は経過観察が必要なんだろうな、と  [in reply to naohaq]
  • 17:20  鰯の群れにだってどこかに頭がいる。で、「リーダー鰯」は別に人望があるとか、他の個体より頭がいいとか、リーダーシップにつながる何かを持っているわけではなくて、単に「一番最初に舵を切った」ということが、その個体をリーダーにしたんだと思う。最初の判断に、群れはたいていついて行く
  • 17:22  非常用の脱出スライダーに飛び降りるのは怖くて、そこで誰かがためらうと、脱出はそれだけ遅延する。前の人がうまくやっても、後ろの人はまたためらう。遅延を減らすのに効果があったのは、耳元でだれかが、「飛び降りろ!」と毎度毎度叫ぶことだったんだという
  • 17:24  心肺蘇生の講習会で、「それをすることの大切さ」を講義する。事例として昔よく引っ張ったのは、前勤めてた看護師さんの逸話だった。町中で本当の心肺蘇生事例に出くわして、CPR始めたんだけれど、周囲から「プロに任せろ」とか「病人を動かすな」とか、現状維持を指示する声が厳しかったんだと
  • 17:25  状況が鉄火になると、たいていの人は立ち止まる。止まるとたいてい、状況は悪くなる。動くのは大変で、ほとんどの人は指示されないと動けない。最初に動いて、指示飛ばせる人が必然的にリーダーになる。状況に火がついて、会議立ち上げて「話し合いましょう」というのは、リーダーシップじゃない
  • 17:28  下品な言葉って効く。「出口に動いて下さい」よりも「前に走れ!」のほうが動く。下品語は便利なんだけれど、使いすぎると日常がすさむ。
  • 17:28  @pabroff 「火消し」状況なんて、起きないなら起きない方がよっぽどいいですよね。。  [in reply to pabroff]
  • 17:29  @iwtkf15eagle 結局あれが、銃弾飛び交う非日常では本当に必要なやりかたなのでしょうね。。  [in reply to iwtkf15eagle]
  • 17:31  @pabroff 現場が火を噴く理由の多くは、「火が出た」のではなくて、「消せる人が誰もいなかった」ことに起因するのでしょうね。コップの水かければ済むのに、それを誰もやらなかったという  [in reply to pabroff]

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