Sat, May 28
- 15:01 50歳も余裕で回った、息子さんが大学生の外科部長が、選挙のボランティアで日曜日潰してた。本人だってそんなことやりたくないのに、同窓会の掟とやらで、しょうがないんだと。お金払ってはいおしまい、というわけにはいかないんだと
- 15:02 お金で人を雇うのは選挙の違反になるとかで、こういうのはボランティアでないといけないらしい。選挙には人手が必要で、その人手を「ボランティア」で集められる人なんてそもそも少なくて、だから立候補する人は、同窓会名簿とかひっくり返して、ボランティア頼むんだと
- 15:03 こういうのって、いっそアルバイトとして誰かを有償で雇うほうがむしろ簡単で、特に政治家になるような、地元の有力者だの、元社長さんだの、そういう人ならなおさら。で、そこに縛りをかけるためのボランティアルールなんだろうけれど
- 15:04 こういう誰かの良心を前提にした縛りというのは、「そもそも忙しい世の中には、誰かのために自分の時間を差し出せる奴なんて限られてる」という前提において、ある人の振る舞いを強力に縛る場所として効いてくる
- 15:06 有名政治家の背後に某宗教団体の陰が、なんて陰謀論がささやかれるけれど、ああいうのは、億単位の献金でその政治家を操るというよりも、むしろこういうボランティア前提の場所で、お金じゃ解決できない場所で、すかさず人を出せる、という部分で、宗教団体というのはありがたいんじゃないかと思う
- 15:08 人って理では動かない。情と距離で動く。宰相不幸だの無能だの、スッカラ菅だの叩かれてる首相にしても、「さっさと働けこの嘘つき売国奴」なんてネット越しに叩かれるよりも、近い場所にいる人から「がんばって下さい」と言われれば、その人に親しむ。これはしょうがないと思う
- 15:10 愛のある叩きというか、叩くという行為を、何らかの生産に結びつけるためには信頼が欠かせない。プロレスラーはお互い信頼しているからこそ大技繰り出せるし、あれが初対面の、相手の技量も分からないもの同士だったら大けがする
- 15:11 人と人との信頼がない状況ならば、ルールに対する信頼が、それを代替しうる。ボクシングみたいな、もっとスポーツの側によった「叩き」は、お互い初対面でもゲームが成立するけれど、あれはボクシングというルールが選手をがんじがらめにしているから、選手がルールを信頼できるから殴れるんだと思う
- 15:12 @ryskawai 最近もたしか、身内の若い人に「日当」を出してたのが選挙違反で捕まってましたよね。。もちろん暗黙の了解はきっとあるのでしょうけれど [in reply to ryskawai]
- 15:13 ネット越しの叩きは、お互い初対面同士、相手の技量も分からないのにノールールだから、そもそもゲームとして成立しない。しようがない。「叩き芸」やってる人たちというのは、裏を返せばお互いが信頼できる程度に、お互い見知っているからであって
- 15:13 叩き芸をまねしようとして、初対面の誰かを叩けば不興を買うだけだし、ましてやそれを通じて、その人を雨後カスのことなんてできるわけがない。
- 15:16 プロ市民というか、「プロボランティア」を即座にそろえられる人たちというのが、政治において人数以上の力を行使できるのはある意味当然であって、世の中が漠然と忙しくなるほどに、そうした人たちがもっと強くなる
- 15:18 そういう意味で、やっぱりネット選挙って解禁してほしいなと思う。ボランティアで休日3日間下さい、と言われると厳しいけれど、昼休み15分出して下さい、を1万人に頼むのは、ネットワーク越しだったら決して夢物語じゃないから
- 15:19 ネットアクセスの不公平というのは、本来問題にならない気がする。有名な人は元々有名だし、ネット見られない人にアクセスしようと思ったら、昔ながらのボランティアどぶ板選挙やればいいのだし。建前上は、あれだって「無償」なんだから、経済的な優劣は理由にならないし
- 15:20 ネットが見られない人が、ある意見を聞けないことが不公平、というのは、ネット越しに活動する人は、ネット見られない人のことを勘定に入れていない可能性が高いのだから、公平の問題を脇にのければ、それが不利益を生む可能性は少ないような気がする。選択肢は減るにせよ
- 15:23 今はこう、たとえば選挙活動するのに30人のボランティアが必要として、無償の30人を集める、というハードルが越えられなくて、そもそもスタートラインにすら立てない人がたくさんいるような気がする。
- 17:07 山本七平は陸軍の人だったけれど、帝国海軍を経験した人は、補給とかどうだったんだろう? 海軍の体験記で、飢餓の話題をあまり聞かない気がする。むしろ「海軍飯炊き物語」みたいな本はあったけれど
- 17:10 精神力で補える余地のある場所では、精神論が幅をきかせる。精神要素が通用しない場所になって、初めてたぶん、効率を追求するようになる。
- 17:11 残業問題みたいなのも、もしも「17時を過ぎたら問答無用でブレーカーを落とす」という業界ルールが共有されるようになったなら、残業でなくて、効率競争に血道を上げるようになる。このあたり、道徳でなく、問題を物理的にどうにかする余地は残されているような気もする
- 17:12 燃料がないと船や飛行機は動かせないし、たいていの場合、燃料の調達よりは、まだしも食料の調達のほうがやりやすくて、重量も軽く済む。陸軍や空軍で飢餓の話題をあまり聞かないのは、そのあたり関係してそうな気がするのだけれど、どうなんだろう?
- 17:18 ルールというものは、「するようになる」ように出なく、「せざるを得ない」ようになるよう改変したほうが、結果としてうまくいく気がする。誰もが納得するのではなく、誰もが納得できないままに、それに適応せざるを得ないような改変
- 17:22 人と機械との共同作業が前提の場所においては、人を道徳で縛るよりも、機械をルールで縛るやりかたが好まれる。モータースポーツなんかがそう。同じことは実社会にも言えるわけで。会社で使うPCには動作可能時間を義務づけるとか
- 17:23 @m_um_u 人を縛るよりも、機械縛ったほうが、まだしもコントロールできるんだろうな、と。。 [in reply to m_um_u]
- 17:24 @KKanehira 「誰かが納得する」ルールよりも、「みんなが納得できない」ルールのほうが、結果として公平なんじゃないのかな、と。。 [in reply to KKanehira]
- 17:26 もちろん「有限動作時間PC」なんて、ヨドバシカメラあたりで家庭用のPC買ってくれば簡単に残業できてしまうわけだけれど、それは違法として明確に指摘できる。個人の「モチベーション」によって、「自発的」に過重な労働してるのよりも、よほどクリアカットに
- 17:27 そのあたりはたぶん、モータースポーツにおいて、各ドライバーに紳士的な運転を義務づけるというルールを作るよりも、車体のレギュレーションを細かく規定したほうが実際的であるのに似ている。今の時代、人力だけで何かが達成できる機会は少ないのだからこそ、機械縛ったほうが速い気がする
- 17:28 大体もう、高機能携帯電話が普及した現在、デジカメ持ち歩いていない、録音機持ち歩いていない、GPS持ち歩いていない人を探すほうが難しい。都市部の若い人なら、なおさら。
- 17:29 @m_um_u 人縛るとうまくいくのって、それこそ機械の無かった昔の発想ですよね。。 [in reply to m_um_u]
- 17:32 「この場所の機械」は、「この時間からこの時間に」、「こんな効率でしか動かない」という設定を、いちいち細かく法律で決めて、それを強引に運用するのは、今の時代たぶんそんなに難しくない。ルール破るのは簡単だけれど、ルール違反を見つけるのは、「情」の違反を探すのに比べれば易しい
- 17:33 @ikutana 「陸軍の特性として、敵との遭遇という状態が継続することが挙げられる」と、戦略の本にも書いてありましたね。。 [in reply to ikutana]
- 17:35 効率を最大化するのが経済で、嫉妬を最小化するのが政治で、目指している場所は異なるし、どちらかの立場のみが最大化されると、結局みんな不幸になる。だからこそ、モータースポーツみたいなやりかたでレギュレーション作ると、その枠組みで全力尽くせる形に持って行ける気がする
- 17:36 人をルールで縛ると、経済の文脈からは、そのルールを自ら破ってみせることが正しいことに、往々にしてなっていく。目指すべき目標が違うんだから、これはある意味しょうがない。機械を「これ」と定めたならば、あとは機械の使いこなし競争になる。ルール違反は必ずあるにせよ、ゲームは成立する
- 17:38 F1 みたいなモータースポーツを、武道みたいに「ドライバーは紳士的であれ」といったやりかたで人に縛りをかけると、事故続出すると思う。紳士の要件をどれだけ細かく定めたところで、それを破れる人が、勝利により近くなるだろうから
- 17:40 人が全力で競えることと、ルールの枠組みの中で不公平が出ないこととは、かなりな部分まで両立できる。それが絶望的に難しいのは、陸上競技の100m走とか、むしろ人間要素全開、ルールのシンプルなほうであって。
- 17:41 @iwtkf15eagle 補給部隊を鼓舞するポスターというのは、こう、現場の士気上げますよね。。 [in reply to iwtkf15eagle]
- 17:43 補給部隊にスポット当ててる物語というと、ファーストガンダムのマチルダさんとか、エリア88 のマッコイ爺さんぐらいしか知らない。。
- 17:44 皇国の守護者にも、信念持った飯配り係の兵隊がたしか描写されていた
- 17:47 @asasio あの追い詰められた必死な描写は好きでした。。 [in reply to asasio]
- 17:48 @ikutana 補給部隊って、物語だからこそかっこよく描写すべきで、あれを笑う軍隊は、間違いなく自壊しますよね。。。旧軍とか [in reply to ikutana]
- 18:33 @santohei 地球の裏側まで空中給油機飛ばすために、空中給油機にさらに空中給油のスケジュール組んだりとか、冬の南極点、光ゼロ、ブリザードで視界ゼロ、着陸不可能の場所から補給の要請が来たりとか、ドラマは結構ありますよね [in reply to santohei]
- 18:34 @KKanehira 士気支えるのって、絶対にそういうものですよね。。 [in reply to KKanehira]
- 18:35 @iwtkf15eagle 米軍管轄でも戦争とは離れますが、「南極点より愛を込めて」という、冬の南極点で病気になった人が出て、補給部隊が命がけで物資届けた、なんて話はかっこよかったですね。。 [in reply to iwtkf15eagle]
- 18:35 @aaakasonae あの物語は後半ちょっとずるいけれど、序盤の地味さが好きでした。。 [in reply to aaakasonae]
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