Sun, Jul 10
- 17:06 病院みたいに、お互いの間合いがごく近いときには、たとえ話は「お互いから一番遠い場所」から話を進める。世間話から病気の話とか。戦争のたとえ話から感染症の話とか。原発のリスクコミュニケーションみたいに、放射線量をCTでたとえるとか、ああいうリスクを比較する考えかたがない
- 17:07 原発の事故対応は、扱う問題が極端に大きいということもあるけれど、技術者と消費者と、お互いの間合いがものすごく遠い。遠い関係の人には、そもそもたとえ話で何かを共有すること自体が難しい
- 17:09 政治家の振る舞いなんかはそういう意味で、あれは国会内部でのごく近い間合いでのコミュニケーションを、外野がやいのやいの言ってる形だから、まだしも病院の文法で解釈できるのだと思う。東電のあれは、ベストではないということだけは分かるけれど、じゃあどうすればいいのか分からない
- 17:10 分からないものを「分かる」形に変換するための方策として、結局「人を信じる」というやりかたになるような気がする。東電の技術者と同程度の知識を持った専門家で、東電とは立ち位置を違えた人を代表者にして、その人が「大丈夫だ」といったら、それを信じるようなイメージ
- 17:11 結局それは、選挙で代議士を選ぶやりかたと何ら異なるところはないのだけれど、今はこう、仲介者としての反原発団体の人とか、あるいはマスメディアの人とか、専門知識を持ってるかもしれないけれど、自分たちとの接点がない、というのが信頼につながらない理由の一つなんだと思う
- 17:14 ネットというのはそういう意味で、お互いの間合いを一気に近づけるための道具としてはすごい力がある。上手にやれば、暫定的な信頼を一瞬で作ることができるけれど、逆に壊れるのも一瞬。一度壊れると、連鎖反応でその組織全体が信頼されなくなる
- 17:14 その代わりたぶん、近い間合いのコミュニケーションは、いくつかの面倒な手続きを守っている限り、相当な程度までコントロールが効く。遠い間合いだと、そもそもそれが厳しいような気がする
- 17:16 「技術のことは全く分からないけれど、中の人の人間性は信頼できる」から、そのサービスとか、その組織に対して漠然とした信頼が得られていることは、今の時代けっこう大きいのだと思う。それに失敗しているケースもまた
- 17:17 @koizuka 自分がその分野を勉強するよりも、その分野で現場回している人とおしゃべりを交わしたほうが、結局信頼につながるような気がしますよね。。それが正しいのかどうかはさておき、暫定的にはそれで十分回せるような [in reply to koizuka]
- 17:20 「得体の知れないもの」を怖いと思うのか、それとも面白いと思うのか、どうがんばったって得体が知れないのだからこそ、案内者の役割が大きいのだと思う。「宜保愛子は本物だ」って信頼されてたのも、たぶん
- 17:23 霊能なら昔の宜保愛子がそうだし、UFO だったら南山宏の本がそうだし、得体の知れないものを、それでも理解できる形で解説、案内し、で、恐れるのでなく、少し前向きなつきあいかたを促す。そういうのが基本であり正解なんだと思う。落合信彦も。
- 17:24 このへんを、恐れなさい、解決のすべはありません。だから私を頼ってお金を支払いなさい、という性根が透けると信頼されなくなる。
- 17:28 小学生の頃ムー読んでて、霊障の逸話があって、そのまま結論投げっぱなしにしてるのがすごく怖くていやだった。UFOにしても行方不明になっておしまい、とか。宜保愛子の解説は、最後に「ちゃんと除霊しました」とか、読んだ人間が何かを心配しないようになっていて、子供の頃あれが安心できた
- 17:30 南山宏のUFO解説が「科学的」に思えた。あれなんかもこう、エピソード一つ紹介するのでなしに、複数のエピソードを体系化、分類、そのほとんどを切り捨てた上で、でもどうしても説明できないケースがあって、この中に本物もいるのではないかと思う、という締め方が好きだった。前向いてる気がして
- 17:30 @kensukeShimoda あの方向は個人的にはあんまり好きでなかったのです。。 [in reply to kensukeShimoda]
- 17:31 @rinnou 「前向いて歩きましょうよ」的な説法と、ファンクラブのお金みたいなのだと違和感ないのですかね。。これを「これだけ支払えばこんな御利益が」になると、やっぱりそれは違うだろうよと [in reply to rinnou]
- 17:32 @kensukeShimoda 最近やってるオカルト番組は、「これは陰謀です」だの、「これは事実です」だのでしめるから、あんまり好きでないのです。。解決しろよと [in reply to kensukeShimoda]
- 17:34 オカルトは、オチを投げっぱなしにしたほうが、怖さという意味では効果的なんだと思う。でもそういうのは匿名の記事だから許されて、オカルトとのつきあいかたが分かった人だから楽しめるのであって
- 17:35 @mu_gakken 昔から読ませていただいています。。。。 [in reply to mu_gakken]
- 17:38 @mu_gakken 小学生の最初の頃はムーが怖くて、取っつきやすそうな「トワイライトゾーン」から入って、上級生になってから、もう少し専門的に見えたムーに鞍替えしたのです。。もう何十年も昔、前世探しブームの少し前ぐらいでした [in reply to mu_gakken]
- 17:40 @rinnou 新興宗教は「信心の不足」に原因を求めて、そのあたり伝統宗教は「理解の不足」に原因を持ってきて、「宜保愛子の神霊教室」なんかも、理解不足に対して解説を行って、除霊という処方で締めて、あれが子供の頃安心できたのです。。 [in reply to rinnou]
- 17:48 @mu_gakken http://bit.ly/hiSKMs 昔書いたのですが、自分はオカルトこそが興味の入り口であり、不思議なものとのつきあいかたを、子供の頃から覚えないと、必要な好奇心の獲得に失敗するんじゃないかと思うのです [in reply to mu_gakken]
- 17:51 「幽霊なんていない」と習うのも、「幽霊はいて教祖信じないと霊障」と習うのも違う。不思議なものはあって、学習によって暫定的な理解は可能だけれど、学習が進むとむしろ不思議は増える、ということを教えてほしい。それが科学的な立場なのだろうし。
- 17:54 @tot_main ムーの「実用スペシャル」なんかは、理解できる手続きを再現して、理解できない何かに到達する道筋を示していて、子供の頃は一生懸命試したのです。。 [in reply to tot_main]
- 23:18 フェイスブックをバーチャル医局的に用いる、フェイスブック上に閉鎖サークルを作って、そこで患者さんに関する意見交換を行ったり、研修医どうしのやりとりを行ったりという試みが紹介されていたけれど、あれすごく危険だと思う。一番弱い誰かから情報が漏出すると、破綻する
- 23:19 原則独立した閉鎖系を組んで、よほどスキルのある人間が内通を試みて、初めて突破できるシステムならば、原則性善説で行ける。原則開放、各ユーザーが選択しないと閉鎖できないシステム上で外に漏らしたくない情報をやりとりするのは、一番スキルの低い人から情報がだだ漏れになる
- 23:20 いくらお手軽とはいえ、そこに参加する全てのユーザーが正しいポリシーに従って使わないと破綻する仕組みというのは、大きくなるほどに壊れやすくなるし、悪意持った誰かがそこに加入したら、もうそれを止められない
- 23:21 もちろん医局のトップが、「これは閉鎖ルールの運用だから」と指導はするだろうけれど、研修医の誰かがフェイスブック上に大学の同級生を見つけて、同じアカウントでその人とつながったその時点で、もう閉鎖系は壊れる。無防備すぎるように思う
- 23:23 雑誌で紹介されていたケースでは、誰もが実名を出していたけれど、あれだともう、一度突破されたら全て見通せる。せめて病院名匿名、各人は番号のみ名乗って、その施設の職員しか番号と名前の相関が分からない、という程度の簡単なルールを入れて運用すべきだと思う
- 23:24 @kendois 病院職員がやりとりするのは「患者さんの情報」なので、他人様の人生を左右しかねない情報を、開放系でやりとりするのは、やっぱり危なすぎるだろうよと思うのです。。 [in reply to kendois]
- 23:25 新しい試み、いい試みみたいな紹介のされかたをしていたけれど、あれは運用している施設の側も、紹介した雑誌の側も、ネットに夢見すぎてる気がする。あれ突破されて、「想定外だった」とかショック受けてみせて、お客さんがそれで納得するわけがない
- 23:27 @kendois どんな目的にでも転用できる道具を、あえて目的絞って運用すると、「ついでに」絶対にやって欲しくない使いかたをするユーザーが、必ず出てくるんだろうなと [in reply to kendois]
- 23:30 「反響にあぶられた人間はとんでもない馬鹿をしでかす」という経験則は、若い人には当てはまらないんだろうか?新しいネットサービスは、必ずそれにあぶられて奇行に走る誰かを生んで、それがその施設の研修医である可能性は、決して少なくないはずなのに
- 23:31 「当院にはそんな無能な研修医はいない」と、かの人は胸張るのかもだけれど、じゃあそんな無能をクリック一発でしでかした奴がでたとして、クリック一発人生削除、という結果を、施設の管理者は研修医に涼しく押しつけられるんだろうか?
- 23:33 @daiyamasaki たとえば雑誌に掲載されていたレベルの情報であっても、あれが「漏出」の形で事故公開されてしまったら、やはりそれをやった人間には相当な責任が発生するはずで、フェイスブックの仕組みは、その責任に全然見合っていないような気がしたのです [in reply to daiyamasaki]
- 23:34 @sentaroo 「病院名」と「勤務科」、「患者さんの名前入り画像」がそのままやりとりされていると、もう言い訳できないように思うのです [in reply to sentaroo]
- 23:35 @ERnanchan 安全装置が簡単に外せる、破壊力の大きすぎる武器みたいなところがありますよね。。 [in reply to ERnanchan]
- 23:36 @sentaroo そういうの書く人に限って、過去ログちょっと掘ると簡単に実名特定できるから、危ないなと [in reply to sentaroo]
- 23:37 @inoueakihiro それはすごく正しい、いいルール設定。。。 [in reply to inoueakihiro]
- 23:38 @daiyamasaki 連座の連鎖でトップが首を差し出せばいいだけのことなのでしょうけれど、じゃあ実際にあのシステムを運用しているトップの人が、どのぐらいまで最悪の想定を行っているのかといえば、それが記事からは分からなかったのです [in reply to daiyamasaki]
- 23:39 @sentaroo それ無茶苦茶にありそう。。 [in reply to sentaroo]
- 23:42 でもあの記事読んで、逆にフェイスブックちょっとはじめてみようかと思った。
- 23:46 @daiyamasaki 逆に言うと、明るい使いかたをしている誰かをフォローして、その人の接点から、匿名で注意深く動いている誰かの皮をはぐ手がかりが得られたりもするのです。。交流が広くなるほどに、それをコントロールするのが困難になって、だからこそ、くだんの施設は危ないな、と。 [in reply to daiyamasaki]
- 23:50 それこそ自分の病院に鯖置いて、OpenPNE あたりでセミクローズドなSNSを運用すれば、全ての情報を手元で管理できるのに。それだって突破不可能ではないけれど、原則閉鎖系だから、その突破は明確に犯罪だし。
- 23:52 @Henachoko_D あらゆる権限が手元で管理できないのなら、そこで漏れたら困る情報をやりとりしちゃいけないですよね。。 [in reply to Henachoko_D]
- 23:59 「医学情報をやりとりしよう。フェイスブックで」というのは、「焼き肉パーティーをしよう。夜中のサバンナで」みたいなもので、どっちが利用者なのか、どっちが餌なのか、正直分からないところがある
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