Sun, Aug 07

  • 01:55  ビフォーアフターを見る。「なんということでしょう」というくだんの決めぜりふは、番組で必ず一度しか使われないのが面白い。あれを複数にしてしまうと、もう味付けとして濃すぎるんだろう
  • 12:54  「あいつの意見は間違っている」という態度と、「あいつの意見は俺の物差しで測定すると矛盾が発生する」という態度と、後者は前者を回りくどく言い直しているだけにせよ、「間違っている」という構えかたは、地雷を踏みやすいような気がする
  • 12:57  正しいのか、間違っているのか、安全なのか、危険なのか、「お前はどっちだ!」と面罵されても、「信念の問題に科学で返答することはできません」と前置きしてから、資料を提示して、改めて「私個人の信念としてはこう思っています」とやらないと、せっかくの資料が無駄になる
  • 12:58  そのあたり逆に、準備した資料の品質が相手に及んでいない、と分かったその時点で、論争を宗教戦争ジョブチェンジしてやると、討論に負けても議論で勝ちを拾える可能性がある。審判の程度によるにせよ
  • 13:00  講談社ソニーのリーダー配った件、今配るならば、仮に講談社の書籍が表示できないにしても、やっぱりiPad だろうよと思う。最高を知らないのにそれ以外を評したり、改良したりできるわけないのに
  • 13:04  浅草のタワーを特番していた。NHKはさすがに最初からカメラを入れていて、3月11日の地震の際にも、最上部の作業場にカメラがいたのにはびっくりした。あの状況を切り抜けた現場力というか、プロジェクトの柔軟性も
  • 13:05  上階をリフトアップする際、原因不明のねじれが発生して、結局原因が分からないまま、力で押さえてとりあえず持ち上げるという解決策が面白かった。調べるべきことが全部調べられていたからこその力技で、あのあたりした調べがいい加減だと、逆に力技という選択ができない
  • 13:07  一方で、最終的にタワーを組むとき、果たして頂点を公差範囲に収められるのかどうか、「納められなかったらどうなるのですか?」という現場の言葉に、構造設計? をしている人の側からでた「作り直しだ」という言葉は、よしんば冗談にせよ、最悪に近い言葉に思えた。この期に及んでノープランかよと
  • 13:08  「作り直し」にしても、「絶対にそんなことはないから大丈夫」にしても、それは願望であって、技術じゃない。そうなったら次にこうする、という発想がどこまでも続くのが技術であって、それがあきらめないことなんだと思う。同じことを繰り返して、いまわの際に「やるべきことはやった」は技術じゃない
  • 17:32  @ryuyoshida はじめまして。チェックリストの本は、とても役に立ちました。どうもありがとうございました。  [in reply to ryuyoshida]
  • 17:34  チェックリストというか、何か言いたいことをリスト化していくと、それがうまくいっているときほど「馬鹿っぽく見える」のが、個人的には難儀だなと思う。シンプルに過ぎて、それが正解なのに、それが故に「こんなの当然だろ?」と言われてスルーされる
  • 17:35  チェックリストの本は、実際に気合いを入れて作ったリストほど、案外スルーされて、結局「当然」と看破されるそのシンプルなリストを、どこまで狭い公差の範囲に追い込めるのかが勝負所になる。
  • 17:36  畳のヘリを歩くのは簡単だけれど、ヘリをじょうくう100m に持って行かれると、もう歩けなくなる。自分が普段どう歩いていたのか、思い出そうとして、何も浮かばなくなる。そうした頭真っ白状況になったときに、普段の当然を、リストとして持っていると、もしかしたら役に立つ
  • 17:38  リストというのはだからこそ、権威筋の人が音頭取って作らないといけない。そうしないと最初のシンプルさが、結果として需要閾値を上げてしまうから。でもお爺ちゃんたちは「昔の俺はすごかったんだぜ」をやりたがるから、チェックリストは「致命的な疾患を除外する。俺なら一目で分かる」とかになる
  • 17:40  そのあたり、飛行機パイロットは職人であって、正しい手順を正しく再現されることが求められて、飛行の都度創意工夫するパイロットなんて、危なくて旅客機任せられない。医療はこう、学生の頃は「科学者」としての教育を受けて、実務は職人だから、そこに変なずれがある。
  • 17:42  CTが使えて、それがあると確定診断が楽勝なのに「CT使うな。病歴と触診でいける」と教えるのはやはり何か違う。自動操縦が使える状況で、あえてアシスト抜きで着陸するようなもので。非常対応として、シミュレーターでそれを教える必要はあっても、実務でそれをやらせちゃいけない
  • 17:47  @KKanehira 結局こう、外圧がないと変わらないんでしょうね。。
  • 17:48  @sea_ts 自分たちは、卒業したらもうお客さん相手だから、お客さん載せた旅客機で、無視界計器飛行の訓練やったら、やっぱりよくないよな、と。  [in reply to sea_ts]
  • 17:52  救急外来出口の天井あたりに紙貼るといい。「低血糖除外したか?酸素大丈夫か?吐いたときのビニール袋とガーゼ持ったか?エレベーター止めてあるか?患者さんの貴重品忘れてないか?ストレッチャーの外に引っかかるカテーテルはみ出してないか?」みたいなリスト
  • 17:52  @sea_ts 今の医療シミュレータは、それでもけっこういいものがあるのだそうですね。。  [in reply to sea_ts]
  • 17:55  逆に言うと、そんな張り紙一つ病院には作られていないし、以前に病院機能評価を受けたときには、そうした工夫張り紙を「汚らしいからこれははがして下さい」なんて、役所の人から撤去を命じられたりした。
  • 17:56  @kogaken1 昔はけっこうあったはず。。今はそういう意味で、アメニティ重視なのか、少なくなったかも  [in reply to kogaken1]
  • 18:06  @ogawaissui 動作をリスト化する話題は、以前に呼んだ Live me ME. という短編で、人間気合いを入れれば、自らの意識をも記述しうる、というテーマに、えらく力づけられたのです。。  [in reply to ogawaissui]
  • 18:12  @kanappe2010 分からないときには、「ここまで探索したけれど死に直結する異常は見つからなかった」という状態を、暫定的な到達目標にすると、漠然としすぎた主訴への対処が少し容易になるんですよね。  [in reply to kanappe2010]
  • 18:16  「分かる」はしばしば難しい。分かるための最後の飛躍で何かを見逃すこともある。「分からない」と「分からないけれど死なない」との差異は、「分かる」を目指す人にとっては無視できる誤差だけれど、「分からない」に恐怖して病院に来た人にとっては、その誤差こそが大きい。
  • 18:23  @Shingi どれだけ厳密な実験系を組んだところで、「この状況に極めて近い実験では理論どおりの結果であった」とまでしか断言できなくて、「この事象はこうした理論に基づいて発生している」という論は、ごくわずかでも、飛躍がないと断言できないですよね。。  [in reply to Shingi]
  • 18:25  @NaOHaq 今後はたぶん、医師なんかも「操縦士への回帰」がおきるんじゃないかと思うのです。。公差外すと訴訟になる現状があって、これはどうあがこうが、良かった昔に戻ることはないのでしょうし  [in reply to NaOHaq]
  • 18:28  @ogawaissui 「慌てて頭が真っ白になっているときほど、あっていようが間違っていようが、昔習ったやりかたでしか動けない」という経験を何度もすることがあって、そのときには、それを疑問にも思えなかったのです。で、10年目ぐらいになってから、ようやく経験の検証が始められたという  [in reply to ogawaissui]
  • 18:32  @mashiran スマートホンだと、ボタン位置の関係なのか、ポケットに突っ込んでおくだけで、電話帳リストの一番上の人に、勝手に電話がかかっちゃったりするんですよね。。昔使ってたHT-03A なんかだと  [in reply to mashiran]
  • 18:42  チェックリストの本、「良くできたリストほど案外守ってもらえないものだ」という話題の枕に、「手を洗おう!」という当たり前のことを守らせるのがどれだけ難しく、また守るだけでどれだけ効果が上がるのか、という逸話を引っ張ったのは上手だなと思った
  • 21:29  http://bit.ly/pUewKr 書いた
  • 23:31  @NEET_candle はい  [in reply to NEET_candle]

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