Fri, May 04

  • 01:22  @medtoolz 誰も得しないのって、本当の悲劇ですもんね。。  [in reply to medtoolz]
  • 13:56  http://t.co/dy9qaaC9 「迷ったときは「登る」のが基本」 「「登りでは迷い難い」「下りは迷いやすい」という法則があります」
  • 13:58  選択肢は、本来だったら多いほうがより安全であると言えるし、状況がいいのなら、外が明るく天気が良ければ、下る側を選択してもいいのかもだけれど、選択不可能な選択肢がたくさんある状況は、選択肢が少ない状況よりも、もしかしたら危険が多い
  • 13:59  未知に突入した際に、「元に戻る」という選択肢は、手持ちの資源の多寡によっては、必ずしも正しくないのかもしれない
  • 14:01  交渉ごと、特に説得というよりも取引に近い性格のそれにおいては、交渉というものは選択肢の争奪戦であるとも言える。相手の選択肢を枯らした状況で、手持ちの選択肢をより多く保った側が交渉を有利に終えられる
  • 14:02  交渉が前に進むということは、お互いの選択肢が失われていくこととたいてい等しい。交渉がこじれた際に、たいていはまず、交渉を後ろに戻す、自身の選択肢を増やすことを考えるものだけれど、あるいはこうした状況においてこそ、あえて交渉を前に進めるほうが正しい場合もあるのかもしれない
  • 14:04  手持ちの資源がたくさんある場合においては、交渉を切り戻したら、生きた選択肢を増やすことができる。資源を持たない側がそれをやると、選択可能な未来こそ増えるように見えて、実際にはそれを選択出来るだけの資源が手元にないことがある。死に筋をどれだけ増やしても、生き目は生まれない
  • 14:06  交渉を前に進めるということは、自身の選択肢を手放すことと引き換えに、未来の予見可能性を増す。手持ちの資源が少ない場合には、もしかしたらこちらを選択することが、「迷ったら山に登る」ことに繋がるのかもしれない
  • 14:10  「山に登る」大前提として、「登る人にはどちらが上なのかが見えている」ことがけっこう大事で、雪崩に巻き込まれた人が「上に登る」ことができないのもそうだし、登るのって実はそれだけのことが相当に難しい。交渉なんかも同じく。
  • 14:17  伝統的な宗教が、どうしてああも壮大かつ大量の物語を背負うのかといえば、検証しようがない、根拠のない信念にどうにかして価値を載せようという試みなのだろうと思う。それは無意味どころか、それを行うことで、はじめて根拠のない信念に自信を持つことができる。これがない人は恐ろしく脆い
  • 14:18  「科学的に無意味な何かを無根拠に信じる」ことが宗教なのではなく、「無根拠な何かに自信を持つこと」が宗教なんだと思う。どうやったってそれは砂上の楼閣ではあるにせよ、掘っ立て小屋と、鉄量を投じた重量建築とでは、やはり外乱に対する耐性は変わる
  • 14:20  根拠のある世界のやり取りは勉強量が、根拠のない世界のやり取りは、根拠のない自信の総量が、その人の安定性を決める。根拠のある側でどれだけの勉強を重ねたところで、無根拠世界を占拠されたら、その人はただの人形になる
  • 14:21  理詰め、理詰めで押してくる人に対して、「お前はなんとなく気持ち悪いからお前の意見は聞きたくない」と自信を持って言い返せれば、どんな説得もそれで終わる。ところが「なんとなく」の根拠たる、「無根拠な自信」を持っていない人は、どれだけ気持ち悪く感じても、それを口に出せず流される
  • 14:22  日本人が空気に弱い系の言説というのは、日本人が空気を信じているからじゃなくて、日本人が無根拠な自信の形成に対して、何らかの量を投じて来なかったから生じた現象を見ているんだと思う
  • 14:29  真っ暗闇、無重力の場所で、「上はどちらか?」を論じても答えは出ない。「こっちだよ。俺のゴーストがそう囁く」と宣言して誰かが「上」に向かったら、答えを持っていない大多数はそれについていくことしかできない。
  • 14:31  無宗教ドーキンスが、どうしてああもたくさん神様のことを語るのかといえば、理性世界だけで認識を完結させようと思ったら、あれだけの思索と語彙とが必要だからなのだと思う。
  • 14:32  裏を返せば、「ドーキンス ? ああ、彼も勉強してるみたいだけれどまだまだだね」と 笑えるような勉強家でもない限り、根拠のない世界に対して、何も投じないでスルーしてはいけない。それは裏口に鍵をかけないどころか、扉を用意しないで開けっ放しにしているようなもので
  • 14:43  山にとって「上」とは何か ?、といったような、明らかに過ぎて逆に答えるのが難しい何かは、理屈の持って行きかた次第では、「上」の方向を任意に書き換えられる。そんなことしたって「馬鹿じゃないの?」と言われておしまいだけれど、その「馬鹿」に、無根拠な自信を重ねている人はじつは少ない
  • 14:45  馬鹿なことを言った誰かが、どうして馬鹿なのか。馬鹿だから、馬鹿に見えるからは答えにならない。根拠は案外、「○○さんが馬鹿と断じたから」、「○○さんなら馬鹿と言うだろうから」に落ち着くことが多くて、じゃあ当の○○さんが転ぶと、周りじゅうまとめて転んでしまう
  • 14:47  本当のベテランと、偽のベテランの話題に重なる。マニュアル通りに従って成功して、その成功を根拠にベテランを名乗る人は、マニュアルから外れるともう対処できない。その人に従うことで、「ベテランのパーティー」になっていたお客さんもまた、対処ができない
  • 14:48  自信の根拠が失敗にある人は強い。あるいはせめて、自身の判断だけで何かを成し遂げた人も。「俺はマニュアルを読んだ。だから俺はベテランで原発に詳しい」は、絶対信じちゃいけない
  • 14:48  @KKanehira 「泡が浮く」という知識があれば、暗闇でも上下がわかるのですね。。  [in reply to KKanehira]
  • 14:54  病院に来たばっかりの研修医に、「先生、どうも最近評判悪いみたいだね。僕も聞いただけなんだけれど」なんてぼそっとつぶやくと、たぶん誰だって嫌な気分になる。嫌な気分で終わるのと、それが大ダメージになる人とがいて、そこを分けるのが無根拠な自信の有無なんだと思う
  • 16:35  無根拠世界に資源を投じるのが面倒、あるいはどうやればいいのか分からないのなら、無根拠世界方面に詳しい誰かを信頼できる友人として持つことで、その機能を代替できる。結局それは何かの宗教を信じるのとだいたい同じ事で、結局は教義よりも人の信頼なんだろうなと思う
  • 16:36  @sarustar 友だちが多い人は、たぶん陰口耐性も強いんだろうなと思うのです。  [in reply to sarustar]
  • 17:35  @Metalicdawn 宗教の問題って、だから拳で語らないと決着つかないんだろうなと  [in reply to Metalicdawn]

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