Sun, Jun 03
- 01:23 猫を電子レンジに入れてはいけないというあの注意は、クレーム排除の機能と、普通のお客さんに「これはあなたに当てたメッセージではありません」という通知の機能とを合わせ持つ
- 12:58 病院までの道のりは通学路にもなっていて、携帯電話を持った子供が列を組んで歩く。この時点でもう、すでにSFだよなぁと今更思う。
- 13:00 1970年代の未来予想図はだいたい外れて、道を行く車にエアカーは出現しなかったし、個人用の航空機も、宇宙エレベーターもまだ遠い。家が全部ドームハウスになるようなこともなかったし、公衆電話が街頭情報スタンドに代わる日も、ついにこなかった
- 13:01 そういう意味で、暮らしのリズムというか、粒度が大きな部分については何一つ変わることなく、その代わりカーナビゲーションで衛生に接続されている車は増えたし、情報スタンドみたいなSFを導入するまでもなく、今のスマートホンはネットに直接つながっている
- 13:02 1970年代に、「すべての車は人工衛星に接続され、人類は何らかの形でネットワークに接続される」なんて語ったところで、それはもう鉄腕アトムレベルの大未来の話と一笑されたのではないかと思う。
- 13:03 @jinon 予測する人はマクロな変化を語り、実現するのはミクロな部分ですよね。。 [in reply to jinon]
- 13:04 「検索」というのはそういう意味で、日常に上手に入り込んだなと思う。未来ものなら、朝起きればメイドロボなりロボットハウスの人工音声が出迎えて、今日の天気を伝えてくれたものだったけれど、今はもう、朝起きて、電話の画面を眺めれば、今日の天気がそこに表示される。窓を見る習慣がなくなった
- 13:05 検索が日常になって、ARは正直ちょっと微妙な気がする。携帯電話を見ればいいから。まわりの音声を全部録音する文化は、逆にそろそろ来てもいいのではないかと思うのだけれど、なかなか「これ」という道具がない。
- 13:07 朝起きて、録音をオンにして、あとは1日10時間ぐらい、とにかくまわりの音は原則として全て記録、帰ってからPCか何かに接続したら勝手に文字おこしが行われて、生音声と文字データとがストレージに格納されるようなのがほしい。今はもう、ストレージの価格はいくらでも下がるのだから
- 13:08 サービス業の人たちがこういうのを常に携帯するようになると、言った、言わないのクレームは相当に減るのではないかと思う。録音それ自体に文句をいう人はいるかもしれないけれど、「よりよいサービス向上のため、お客様と従業員の音声を記録させていただいております」みたいな貼り紙が必要か
- 13:09 「そこで録音されている」というだけで、少なくとも言葉遣いは丁寧になって、怒鳴るのが難しくなる。笑顔で怒るのが難しい道理で、穏やかな声で怒りを表明して、相手に不快を惹起させるのは難しい。録音は、相手を説得したい人には関係なく、不快を与えたい人はやりにくくなる。
- 13:11 このあたり、技術的にはそんなに難しくなさそうなのだけれど、今ひとつ「これ」というのがない。録音した音声を文字おこしするのは案外難しいみたいだけれど。文字おこしがないと検索が困難だから、ここをなんとかしてほしい
- 13:19 @chihirobelmo 未来風景の作りかたのトレンドが、ちょっと変わってきてますよね。。 [in reply to chihirobelmo]
- 13:20 @templa_3 まだまだこう、乗り越えるべき壁みたいなのがあるのですかね。。 [in reply to templa_3]
- 13:21 リスクコミュニケーションの教科書みたいなのが読んでみたい。震災のとき、超急性期のあの状況で、政府がどんな発表をすれば信頼を獲得できたのか。リーダーがどんな振る舞いを行い、どう宣言すれば、現場はもう少し動ける可能性があったのか
- 13:23 芸人が炎上している今回のケースにしても、「こうすればよかったのに」という模範解答はたぶんどこかにあるのだろうけれど、じゃあその模範解答が、何に基づいて導き出されたのか、模範解答はどうやって演繹されるものなのか、そういうのを解説したのってあまりない
- 13:25 @sarustar 「その動作をどうやって日常に入り込ませるか」という障壁を越えるのが、ある商品が日常を書き換えるかどうかを決めるんだろうなと [in reply to sarustar]
- 13:26 @templa_3 ありがとうございます! [in reply to templa_3]
- 13:28 機会の公平、配分の公平、その次に来るのはルールの公平なんだと思う。プレイヤーとゲーム制作者とが、ルールの上で対等になるような
- 13:40 学校の先生とか、それこそ自衛のために、自分の言葉を全部録音している人とかいないものなんだろうか? 「あなたの 「おはよう」 という言葉でうちの子供が深く傷ついた」みたいな、理不尽な叩きに対抗しようと思ったら、それしかないように思うのだけれど
- 13:40 @Drikurs あの人も元警官ですもんね。。 [in reply to Drikurs]
- 13:42 リスクコミュニケーションもゲームなんだと思う。情報の発信者と受け手とがいて、お互い勝負する。情報の受け手が、お互いの関係を「不公平だ」と思ったら、ゲームは成立しない。信頼は、ゲームの成立が前提となって、はじめて出現するものであって
- 13:43 そういう意味で、原発災害における政府の発表は、ゲームの体をなしていなかったような気がする。あの時点で唯一ゲームになっていたのは、英国大使館の発表であって、それを聞くことで、プレイヤーが自分の次の選択を行うことができて、はじめてそれは情報であるのだとも言える
- 13:43 @Drikurs 厳しい地域から、だんだんそうなってくるんでしょうね。。 [in reply to Drikurs]
- 14:34 @asahi_4 「誰の目にも明らかなルールに従ってお互いが判断と選択を行える状況」を、ゲーム以外の言葉で表現できないんですよね。 [in reply to asahi_4]
- 14:35 @koji_aoki それはたしかに。。 [in reply to koji_aoki]
- 14:37 @Drikurs TRPG作ってる人たちが、危機管理方面に入ってくるといいんだと思うのです [in reply to Drikurs]
- 14:39 「専門家に任せておけば必ずうまくいく」という信念は間違いだけれど、「素人に指揮を任せると必ず最悪の選択肢を踏む。とくにその素人が専門家を自認している場合には」という信念は、かなり正しいような気がしている
- 14:42 リスクコミュニケーションにおけるゲーム性について
- 14:53 「それがゲームとして楽しい」ことと、「その状況におけるルールが信頼できる」こと、ひいては「ルールの範囲内において、相手プレイヤーを信頼できること」は等しい。信頼が重視されるコミュニケーションは、だからこそ、同時にそれが「ゲームとして楽しい」ものでなくてはいけない
- 14:54 信頼を獲得しようと思ったら、「ゲームにおいて楽しいとは何なのか」を、話者は研究する必要がある。その領域に最も通じているのは、政治家よりもむしろゲームデザイナーであって
- 14:55 笑いの許されないクリティカルな現場にあってこそ、「楽しさ」が追求されないといけない。楽しくできないルールで深刻なコミュニケーションを行なっても、信頼は得られない。内容の「固さ」では、ルールの不備を補填できない。
- 15:09 笑いの要素などどこにもない戦場にあって、相手に対して一方的な誠意を頼み、悲壮な覚悟だけで突入する将軍は部下を殺してしまう。その状況からお互いが「楽しく」殺し合いができるルールを見出して、ルールの範囲で最善の選択肢を探索できる将軍が、生きて部下を連れて帰れる
- 15:12 戦場から部下を生きて連れ帰る将軍は、だから優れたプレイヤーであるのと同時に優れたゲームデザイナーでもあって、このへんはたぶん、名将と言われた人ほど、日常会話は案外不謹慎だったんじゃないかと妄想する。誠意あふれる真面目な人は、危機にあって部下を殺してしまう
- 15:19 ルールを作る人にとって、判断とは選択肢の探索に等しい。より良い選択肢を探索できた人が、ルールにおける勝利を獲得できる。「真面目な」人にとって、判断とは場の総意を探索することに等しい。場の総意が自分の意志と異なっていた場合に、意思を変える人と、場を取り替える人とがいる
- 15:43 「警察官OBを置くのは天下り」的な意見って、業界変わると違うものなんだろうか。。病院なんかだと逆に、警察官OBの人は奪いあいみたいになっていて、「あのひと退職するって聞いたから狙ってたのに○病院に引きぬかれた」なんて話が聞こえる
- 15:46 @strnh 強く出る相手に対して、どの程度の強さで押し返していいのか、そうした「力加減」みたいなもののノウハウが、今はもう、暴力団と警察にしかないんですよね。。 [in reply to strnh]
- 15:57 異なったルールの中で、同じ日常を送ることが未来なんだと思う。ぱっと見た目は50年前とそんなに変わらない暮らしを行いつつ、生活を支配しているルールは全く異なってくるような
- 16:01 自分たち医療従事者が、あらゆる分野の最新文献に常に通じているかといえば決してそんなことはないのと同様に、公務員の人たちだって、あらゆる法律制度の隅々にまで通じ、完璧な知識に基づいて何かを判断しているわけでは決してないのだと思う
- 16:02 面談を行なって、特に何かを断らなくてはいけない場合、それを録音されたり、あるいは文章として見解を提出することを求められると、曖昧でも通じた何かはとたんに難しいものになる。そうしたやりかたは、横車を押す時の有効な手段でもあるし、同時に要求を受ける側は、常にそれを意識しないといけない
- 16:03 自分がどんな根拠に基づいてイエスといい、これから発するノーは、ならばどんな根拠に基づき、どんな妥当性を持っているのか、そういうのを常に知っておかないと、これからたぶんけっこう厳しい。
- 16:05 生活保護の申請にしたところで、NPOの人たちが何か公務員の秘孔みたいなのを知っているわけではないし、闇の組織からの圧力みたいなのも、決してそれが全てではないのだろうと思う。むしろ「その見解を文章で下さい。専門家と相談してみます」を繰り返すだけで、もう十分に強力で
- 16:07 @kozawa 共産党がどうこうとか、創価学会がどうこう、というよりも、ああいう組織の中に、交渉が上手な人がいる、ということなんだろうなと [in reply to kozawa]
- 16:34 危機管理の破綻は、「ゲームの失敗」が原因である場合が多い。「判断の失敗」や「意思の不在」は、前提としてルールの成立が要求される。それらが原因であるとされるケースであっても、実際にはたぶん、そもそもその状況がゲームとして成立していなかったことのほうが多い。
- 18:14 http://t.co/d1UpErXG 危機コミュニケーションのゲームデザイン
- 18:20 @mobrast それでいいんだと思うんですよね。 [in reply to mobrast]
- 18:22 @Drikurs ゲームを意識するのって、それでもなかなか難しいのでしょうけれど [in reply to Drikurs]
- 18:25 「不謹慎だ」という言葉は、その状況にあって自身の無能を隠蔽するための方便として使われることが多い。
- 18:27 @Drikurs 「ゲーム理論」と「ゲームの考えかた」が、またぜんぜん違うのが難儀なんですよね。。 [in reply to Drikurs]
- 18:28 でもそういう意味で、ゲーム理論の博士号を持つ専門家であった鳩山前総理なんかは、危機管理や問題解決のプロ中のプロであるのだとも言えるはずなのだけれど、どうして理論ほったらかしで道徳唱えて自滅したんだろう?
- 18:33 そういえばデスマーチサバイバルガイドってないものだろうか? 効率のいい寝場所の設営とか。人間が我慢できる水分摂取やトイレの限界時間とか。空気を乱さず休憩を取る方法とか。上長が不機嫌なときに、その矛先から自身を隠蔽するノウハウとか。効率的なカフェイン摂取の技法とか。
- 18:33 @fday_kabu 不思議なのです。 [in reply to fday_kabu]
- 18:34 @strnh でも、スタンフォードに留学して大学院卒業してるんだから、あれものすごいですよね。 [in reply to strnh]
- 19:17 当院のレントゲン室もデジタル化されて久しいのだけれど、未だに時々、単純写真にノイズが乗るらしい。患者さんがかわっても、同じ場所にノイズが乗っかって、センサーパネルを拭くと消える。震災直後はけっこうあって、今でも週に1回ぐらい、そういうことがあるんだと
- 19:18 要するにそれは、放射線的な何かを含んだ粒が、今でもレントゲン室のセンサーに、ごくたまに乗っかる、というそれだけのことなのだけれど、病院のけっこう奥まったところにあるあんな部屋でも、外を飛んだ埃は、わずかな確率で中まで入ってくるみたい
- 21:41 http://t.co/cLPjMUJ3 本日16時オープン。。
- 23:17 宇宙ものの物語では、未だに無線機が使われるのが面白い。ネットワークの時代なのに、未来になるとスター結線に回帰するというか。あれは物語を組み立てる上での要請なのかもしれないけれど。士郎正宗はネットワークをそのまま漫画でやるから、3回ぐらい読まないと理解できなかったりする
- 23:18 SFにしても、惑星をまたいで主人公が携帯電話で仕事を始めると、背景と、やっていることとの解離がとんでもないことになって、読者の頭が追いつかなくなりそうではある。
- 23:19 @dankogai あ、たしかにそのとおり。。。 [in reply to dankogai]
- 23:52 @Hexayellow あの本は、川原由美子の挿絵で表紙買いしたのですが、面白かったですよね。 [in reply to Hexayellow]
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