Fri, Jun 08

  • 12:40  現実主義というのは、読みの確実性を第一に、精度を増すためなら目標の変更も厭わない人のことなのだと思う。目標をこれと定めて、読みを外した瑕疵を無視する、「なし崩し」というやりかたを駆使するのは嘘つきであって、現実主義とは違う
  • 12:42  目標のためならば手段を選ばない、と主張する人たちは、むしろ原理主義的というか、理想に突っ走る人たちに思える。「できることをやる。確実にやる」という立場を徹底するのなら、できる目標は読める目標でもあって、会議を通じて読みがずれてくれば、もちろん目標もずれてくる
  • 12:44  読みは認識から作られる。会議の目的というものは認識の共有と制度の向上であって、そこから先の仕事、認識された事実を用い、先を読み、達成可能な目標を定めることは、会議室ではなくリーダーの仕事であって
  • 12:45  会議室で目標を話しあい、全員一致のその目標に合わせて現実認識を変更する、当然異なってくる実世界とのずれは、「俺達は現実主義者だから」と無視する。なし崩しに、実情とずれた目標が達成される。こんなのは現実主義じゃなく会議室の妄想であって
  • 12:47  耳と目は、たくさん集めたほうが情報の量が増える。上手くやれば品質も向上する。「頭」をたくさん集めると、成果物の品質は、そこに集まった最低の人間が決定することになる。会議室ではだから、目や耳の仕事を行うべきで、頭の仕事をやってはいけない
  • 12:51  会議室で決定された目標というものは、誰のものでもなくなってしまう。リーダーにしたところで、その決定は自分で下したものではないから。目標に対して徹底的に他人ごとだからこそ、こうした目標はしばしば、「命がけで」達成します、と宣言される
  • 12:52  税金を上げるのにしてもそうだし、原発を再稼働するのにしてもそうだし、よしんばそれが必要であって、その決定それ自体の方向は間違っていないのだとしても、今の首相はどこか会議室の匂いがする。命がけを叩き売っているというか。
  • 12:55  君主論で言うところの「目標達成のためには手段を選ぶな」というあの言葉は、大前提として「それが達成可能な目標で、なおかつ現実的な認識に基づいたものであれば」があるんだと思う。だいたいあれは君主のための論であって、会議室の方は向いてない。
  • 12:58  大義はいかなるものにも優先させなければならない」と説いたスペインのフェリペ二世は、そういうポリシーを貫いた結果として、無敵艦隊もろともスペインを沈めた
  • 13:04  RT @finalvent: 開戦のときは国民か歓喜してた。“@gesel: 大飯原発再稼働の野田総理の言葉を聞いていて、太平洋戦争が始まる時 国民に言った言葉ってこんな感じだったのだろうと思う 小浜市大飯原発の隣です”
  • 14:55  http://t.co/Tq5rC1L2 生活保護窓口での「水際作戦」撃退作戦 これは実用的に思える。同時にこういうのが公知になるのは、受ける側は大変だろうと思う
  • 14:56  そもそもが、ルールを「弾力的に運用」することが求められること自体、そのルールが間違っているのだけれど、別に生活保護の窓口だけじゃなく、実情に即していないルールを「運用」せざるを得ない場面なんて、どこにだってある
  • 14:57  相手にどんなことができて、何を申請すればいいのか、定まったルールの範囲で、本来何が可能なのか、それが公知になった時点で、窓口は「運用」の主導を手放すことになる。そもそもが無理してるんだから、これはもうどうしようもない
  • 14:59  窓口側の「悪質度」とか「腕前」みたいなものは、そもそもがルールの範囲で相当無理してるんだから、ルールの主導を奪われてしまったその時点で、窓口の側には対処のやりようがなくなる。業界をまたいで、こういう場面は結構あるのではないかと思う
  • 15:02  たとえここに公開された想定問答集みたいなものに穴があったとしても、これをプリントして申請者に配布 -> 窓口が断ったら、断った根拠を文書にしてもらう -> その穴をふさいだ改訂版のプリントを配布 を繰り返せば、その時点で窓口は詰む。実際問題として、そうなっているのだろうし
  • 15:20  彼我の知識量に差があることが、断る根拠になっている場所はけっこうあって、想定問答集が完成してしまうと、あとはもう問答集が印刷された紙を示すだけでフリーパスになる。
  • 15:21  そんな場所でも「断るのが上手な」「人間力が強い」人というのがたいていいる。便利だし、横車を押してくる人に対抗できるのはそんな人だけだから。で、そういう人は制度の末端にまで通じた詳しい人ではなく、間違ったことを自信に満ちた大声で語れる人であることのほうが多い
  • 15:24  自分自身がその職場において「頼られる人」であった場合に、それが「詳しい人」だから頼られるのか、ロシアンルーレットの引き金要員として頼られているだけなのか、けっこう大事なんだと思う。前者は火消しだけれど、後者は道化であって。
  • 15:25  詳しい人なら、「教えてください」と言われる。ロシアンルーレット要員は、「頑張ってください」と言われる。どちらも職場のエースとして持ち上げられることがしばしばあって、それが栄誉なのか喜劇なのか、本人には時々分からない。
  • 15:36  @nameless911 まさしく。  [in reply to nameless911]
  • 17:18  http://t.co/xXE3YexB 現実主義者は命をかけない

Powered by twtr2src