Sun, Jun 10

  • 13:00  http://t.co/oPMPyyju モデルはメタファーでしかなく、だからモデルを使ってもモデルに使われちゃいけない
  • 13:04  個人的には逆に、自分で作ったモデルという神様を信じることで、人間はようやく決断できるものなんじゃないかとも思う。たとえそこに誤謬が含まれているにせよ。勇気というものを、リスクに対する無知と等しく見るのはやっぱりどこか寂しい
  • 13:26  福島原発事故独立検証委員会の報告書を、今更ながら読んでみた。マスメディアの側からのまとめとはいえ、現在進行形で事故が起きていた当時と、読み返した今と、当時の報道は、なんだかんだ言われても起きていたことを全部報じていたんだな、という印象
  • 13:28  今更ながら、無能を上司にいただく現場は迷惑でなく恐怖を感じるんだろうなと思う。災厄の当時、激昂して何も決めない総理の真下で、災害対策とは別に、無能な上司もっと厄介な災厄をどう回避するのか、部下の話しあいみたいなのが早速あったみたいだし
  • 13:29  そういうやり方が結局、「官僚と政府との不信を生んだ」という結論につながっていたけれど、あれは上司が無能だった場合の必然なんじゃなかろうかとも思う。少なくともその時点で、現場はもう「これじゃ回らない」と真剣に思ってる
  • 13:31  感染症に対策するために感染症科に対策をする」状況を思い出す。患者さんに厄介な感染症が出現して、現場各科は「これで行こう」なんて決める。コンサルタントたる感染症かが「それじゃいけない」と流れを止める。次からはその人が非番の日を見計らって処方箋を切る。
  • 13:34  不信がお互いに芽生えると、これはもう会話では戻せない。じゃあどうすればいいのかといえば物理を援用することであって、小さい部屋にみんなを押しこみ、食事からトイレから、あらゆる時間を一緒に過ごす。不信だろうがなんだろうが、無理やり一緒にやる。そういうの大事
  • 13:35  危機対応の司令部みたいな場所は、そんな意味で広すぎたんじゃないかと思う。ホームスペースがあって、離れた場所に小さな会議室があって、地下の会議室とは別に、地上5階にも部屋があって、情報がそこで切れたとか書いてあった
  • 13:36  単に「情報交換を緊密に行う」だけでは不十分で、何が起きるかわからない、未知に対峙して組織が割れるリスクの高い状況にあっては、物理的にお互いの距離を狭めることが大事なんだと思う。物理的なサイズと、心理的な頑丈さとは逆比例する
  • 13:38  60も過ぎた政治家やら官僚やらが、押しくら饅頭よろしく狭い部屋で動くのは滑稽だけれど、災害対応はそっちが正しいような気がする。巨大ディスプレイに大きな円卓を囲むやりかたは、すでに大きすぎて割れる。
  • 15:05  原発災害の時に呼ばれたハイパーレスキューの人たちって、やっぱり「ハイパー」だから呼ばれたんだろうなと思う。横文字使わずに、「高機能事故救助部隊」とか名乗ってたら、「ハイパーってすごいから、奴らに火消しやらせよう」なんて発想は出なかった
  • 15:07  自衛隊の人たちの、「作戦もない。情報もない。とにかく現場で何とかするしかなかった」という感想が重たかった。あれは要するに、「俺のメンツを立てるためにどうか人柱として死んで見せてくれ」と言われたのと変わらないわけで
  • 15:08  戦争の前には皇帝が演説するというローマ帝国の習慣は、それでも大事なんだと思う。演説とは作戦であって、情報であって、皇帝は軍人の槍の間合いでそれを説明しないといけない。皇帝自身が最前線に立つのだから、否が応でも命がけなのだし
  • 15:10  東電における菅直人の演説というのが、そういう意味で対照的だった。災害の規模がとにかく大きいこと。何とかしないといけないこと。何とかできなかったら東電は潰れること。現場は命をかけるべきだということ。作戦も、情報も、自身が最前に立つ覚悟も、何一つ語られない
  • 15:11  おもちゃを買ってもらえない子供は、床に倒れてわーわー泣いて、手足をばたつかせる。無目的に、とにかくまわりに迷惑をかけ続けることで、まわりの大人が問題を解決してくれる。あれもたしかに努力であって、努力でまわりに「気合を入れる」ことで、問題はたいてい解決する
  • 15:13  「努力は必ず報われる」という教えは、何もできない子供の成功体験をそのまんま引きずっているのとあんまり変わらない。ワーワー騒いで当たり散らして、とにかく強そうな人たちに片端から命令を出して、一番忙しい場所に自ら出向いて「死ね」と叫んで、あれもでも精一杯の「努力」だったんだろう
  • 15:20  http://t.co/iz50qExo 電気の有無でどちらが人間らしいのかを対比させた写真、電気なしの側に子供がたくさんいる時点でもう嘘だろうよと思う。電気なしの時代の子供の死亡率とかちゃんと考慮してほしい
  • 15:28  http://t.co/PJwTKmCA つぶれない業態について。 面白い。
  • 15:32  原発の報告書、「怒鳴る上司」問題というのはやっぱり根深いのではないかと思う。怒鳴られるのは誰もが嫌だから、結果としてリスクを取る人がいなくなる。上から下までゼロリスクをやると、結局のところ、問題を解決できる人が誰もいなくなる
  • 15:33  火事が起きて、火を消す必要がもちろんあって、家主の人がたとえば「火がついていないところには絶対に水をかけるな」とか、「水をかければ絶対に火が消えるのか。お前には責任が取れるのか」とか消防隊を怒鳴ったら、やっぱり100%大丈夫だとはいえない
  • 15:34  想定されるリスクと引き換えに、それでも水をかけるのか、それともリスクを理由に「様子を見る」ことを選択して、家が燃え落ちるのをただ眺めるようなやりかたを選択するのか。後者なら家は焼け落ちるけれど、結果は読めるし、家主の怒鳴り声も届かない
  • 15:35  @taninon けっこう、クリーニング屋さんは食われちゃいましたよね。。和菓子屋さんは、田舎でもけっこう残っていたり  [in reply to taninon]
  • 15:35  RT @ymScott_: 「脱原発の話って何でこうロクでもないもんしか無いんだろうかな」と思ったが、肥溜め覗いて「何でここウンコしか無いの?」と言ってるのと同じなことに気付いて反省する。
  • 15:37  火に水をかけるのもそうだし、肺炎と診断された人に抗生剤を処方するのなんかもそうだし、ある「いい結果」を得るために、最低限とらなくてはいけないリスクというものがたぶんある。上司が怒鳴ると、その時点で「いい結果」と「最低のリスク」とが天秤に乗る。さらに怒鳴ると結果が放棄される
  • 15:38  @raurublock リーダーが「絶対なのか?」「お前の責任だからな?」を10回も繰り返せば、チームは簡単に無力化しますよね。。  [in reply to raurublock]
  • 15:52  @raurublock 逆に言うともう、菅総理って、まわりに味方と頼める人が本当に誰もいなかったんでしょうね。。。  [in reply to raurublock]
  • 16:39  「根本的に治す」ことを宣言すると、支持が集まる。この時に注意しないといけないのは「この人が嘘つきであるかどうか」で、嘘つきを選ばないと大変なことになる。嘘つきは単なる悪党にすぎないけれど、「根本的」を本気でやる人は勇気と無知の合体で、子供に外科手術を任せるよりも悲惨なことになる
  • 16:41  橋本市長とか小泉首相は、そういう意味で嘘つきだからこその信用みたいなのがある。原発を本当に止めた人たちなんかは、そういう意味でおっかない。犠牲が出ても「これは必要な犠牲なんだ。やろうとしているのは根本からの改革なんだ」と、変な覚悟してそうで
  • 16:46  @sivad あれなんかもそもそもは、「石油一辺倒ではこれから駄目だ」というところから始まってますもんね。。  [in reply to sivad]
  • 16:47  @lucifer_af 感染症の患者さんに全身の熱湯消毒を試みて、「これが根治だ!」と全身熱傷を前に胸張ってみせるんだろうなと。。  [in reply to lucifer_af]
  • 17:45  核家族化ってある意味すごい贅沢で、あの仕組みを支えるために投じられるお金は相当に高い。それがあるからこそものが売れ、食べていける人がいる側面もあるにせよ。景気が悪くなって、大家族への揺り戻しって、それでもあんまり想像できない
  • 17:55  http://t.co/WpY4IaIY
  • 17:55  http://t.co/NtyqdmxN
  • 17:57  http://t.co/Lb8zHKiS
  • 18:17  @lequinharay ありがとうございます。。。  [in reply to lequinharay]
  • 18:17  @akatsukin 今の時期はもう、生え換わりなのか毎日部屋中毛だらけなのです。  [in reply to akatsukin]
  • 18:18  @Cottoncolo 生活コストの低下と引き換えに、今度は機会がなくなっちゃいますね。。  [in reply to Cottoncolo]
  • 18:31  「この記述は読者にコントロールできるのか?」を自問しながらマニュアル本を作ると、曖昧な記述が減らせるような気がする。「この疾患を見逃さないように」みたいな記述は読者にコントロールできない。「この検査が正常値であることを確認する」のならどうにかなる。
  • 18:32  こういうのは、お題目みたいに「これは読者にコントロールできるのか?」と何度も何度も自分に言い聞かせながらやらないといけない。1冊それで通そうと思うと、途中で息が切れて、ついつい記述が曖昧になってしまう。
  • 18:33  @4126 外から見ると普通の家で、実際には2件が極めて複雑に入り組んでる構造の二世帯住宅とか、ああいうの設計する人は絶対楽しんでやってるだろうと。。  [in reply to 4126]
  • 18:34  RT @dankogai: 巷的には武装判事とかもいそう<@amneris84: 巷での検事像と現実ではかなり乖離が… <@motoken_tw 持てません。<@allgreen76拳銃の携帯もないのですか(´・ω・`) @motoken_tw 特命武装 ...
  • 18:37  RT @riywo: “無意識に理想が高い人 - yuhka-unoの日記” http://t.co/OkuoTRHj
  • 18:39  父親が昔、満足のたとえ話に「機械学会の論文賞3回」をあげていたのを思い出した。3回とれれば、研究者としてまあまあ満足できるんだと
  • 18:50  @taninon 引き継ぐことで節約できる部分が、ものすごく大きいですもんね。。  [in reply to taninon]
  • 19:46  http://t.co/vyVcTGev 槍術の演舞。虎眼流の二輪って、多分こんなかんじなんだろうと思う。
  • 22:00  「携帯電話にできない、乗用車にできること」という問いに対して、「移動」という答えは正解であっても、乗用車がいまさら移動を追求してしまうと、ニッチは細る一方なのだろうと思う
  • 22:01  携帯電話は、個人を移動することこそできないけれど、通販で品物を移動することはできるし、そこに行かなくても何かを予約することだってできる。移動という機能に対して、携帯電話の業界は「移動しなくてもいい」手段をたくさん用意して、結果として「移動」という機能からニッチを奪った
  • 22:02  ある機能に特化すると、その機能自体を他の業界に奪われた時に、なすすべがない。ならば乗用車にしかできないことは何かといえば、「文脈から自由な風景」なのではないかと思う。
  • 22:04  インターネットもそうだし、電車や飛行機の移動も、便利さというものは、文脈への収斂を代償として要求する。ネットで何かを調べ、目当ての何かを得たり知ったりする。これはどれだけ新しいことであっても、基本的に予期の範囲を外れることはない
  • 22:05  「予期しないこと」の価値が、便利さが高まっていく一方の世間にあって、相対的に価値を高めているのではないかと思う。ふだん歩かない近所をちょっと歩いたり、道を一本変えてみたりする、ちょっとしたそうしたズレが、予期しない体験のきっかけになる
  • 22:05  @Shingi クーペ全盛期は、車というのは本当に「個室っぽい」感じがしましたもんね。。  [in reply to Shingi]
  • 22:06  タンブラーはそういう意味で、自分が予期しなかった文章や写真が、流れを通じて否応もなく飛び込んでくる。あれはすごく新鮮。フォローしている人の人となりが何となく読めるようになると、流れもまた予期の範囲になるとはいえ
  • 22:09  田舎には、必要なものはなんでもあるのに、欲しいものが何もない。「必要なもの」とは文脈に乗っかった何かであって、「欲しいもの」とは、自身の文脈上になかった何かになる
  • 22:10  田舎のホームセンターは十分に大きくて、物品の整理が行き届いているからとても便利で、それなのに買い物に興奮しない。ごくたまに、学会やら何かで東京駅をちょっと歩いて、なにか買うわけでもなく、店先をちょっとのぞくだけのことが「すごいところに来た」ような感覚がある。
  • 22:12  田舎の人間にとっての東京駅地下街というのは、便利な場所なのではなく、「未知の生成装置」の側面があるのだと思う。で、田舎で手の出る範囲でそういうものに一番近い場所にいるのは、インターネットではなく、むしろ乗用車であって

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