Sun, Oct 21

  • 12:55  http://t.co/dffh6ACh 遠隔操作ウイルスによる冤罪防止のための通信記録・プロセス起動記録ソフト 「パケット警察 for Windows」 こういうのは、エンジニアがどれだけ動かぬ証拠を重ねても、理解できなければ「屁理屈を言うな。罪が重くなるぞ」で返されそう
  • 12:58  世の中は計画したとおりにではなく、報道されたとおりに動く。敵が名指しされ、立場は二分され、ないはずの衝突が生まれ、勝者が大義を手にする。複雑な問題を複雑に解決する方法は、それがどれだけ正しくても、「報道しにくい」という致命的な欠点を解決できないかぎり、問題を解決できない
  • 13:00  仮に問題が解決しても、報道できない解決には意味が無い。「我々の知りたいのはそんなことじゃない。問題は解決していない」と返される。とくに危機においてこそ、正しく解決することよりも、宣言しやすい解決手段を模索しないと失敗する
  • 13:00  @ub7637 警察の側に、「犯人に」妥協する理由が無いですもんね。。  [in reply to ub7637]
  • 13:02  指紋とかDNA鑑定にしたって、それが証拠として受け入れられるときには衝突があっただろうし、逆に過剰に受け入れられて、DNA鑑定が冤罪を生む原因になったりもした。今までなかった証拠というのは、そういう意味でいろいろ難しそう
  • 13:04  手仕事一筋60年の彫刻家に、「そんなものNCフライスですぐですよ」なんて勧めても、工房を追い出されて終わる。彫刻家は極める仕事であって、彫像を量産する、という問題を解決する仕事ではないから、これは当たり前で
  • 13:05  極めることが仕事の業界と、問題の解決それ自体が仕事の業界とがたぶんある。ところが今度は、問題の解決が仕事である業界の内部に、極めることが目的化してしまった人が増えてくると、問題の解決が遠のいてしまう
  • 13:07  警察の人たち、特に現場で地道な科学的捜査をやっている人たちほど、極める要素が増えているのではないかと思う。そういう人に通信ログを見せて「自明ですよ」なんてやったところで、それは彫刻に一生を捧げてきた職人に「NC旋盤がありますよ」なんて勧めるようなもので
  • 13:10  報道という仕事もまた、たぶん極め要素が相当に大きな業界で、違った文化による自明を持ち込むと、反発される。問題というのは時々、ただ解決すればいいのではなく、相手の文脈に従った形で「解決した」ことにしないと伝わらない、下手すると解決それ自体を根拠に叩かれたりもする
  • 13:16  脳出血が心配です。CTを撮って下さい」という人に詳細な身体所見を取り、CTの必要がないことを諭し、「お大事に」と帰宅を促したら、その人は別の病院でCTを撮る。問題は、相手が認識たとおりに解決されないと、結局解決したことにならない
  • 13:28  @usagistudio 今はもう、問題の解決よりもCTがぶん回ることが「解決だ」と認識する人がそれだけ増えているのでは、としか。。  [in reply to usagistudio]
  • 14:18  「癌になったら書類上離婚した上で戸籍を分離、生活保護を申請しましょう」は、これから10年で大きな流れになるような気がする。年金遠ざかるし、仕事続けられる人は減る。薬剤はもう少し進歩する余地がありそうで、間違いなく高価になっていく
  • 14:19  RT @HiromitsuTakagi: おいおい、まだ言ってるの? http://t.co/9f2pSi2e 「ウイルス作成の手口には若者特有の傾向が垣間見える」 「シマンテックの浜田譲治主任研究員は「汎用性の高い『C言語』と比べると、ごく簡単な言語。長年、プログラミン ...
  • 14:20  警察の側から犯人に向けて、全角と半角の入り混じった挑発文を公開し、相手に精神的なダメージを期待するというのはどうか
  • 14:28  http://t.co/xH7y7tkc 「羽生は羽生と対戦しないから不公平」という論がなんかいい
  • 15:55  RT @mishiki: ペットボトルの中身の原価は10円もしないだろうが、液体を一定品質に保ち綺麗かつ清潔にパッケージングして適温で24時間365日提供するコストは相当高い。金を払っていると思っている対象よりも、パッケージやロジスティクスの方が高価なサービスであることへ ...
  • 16:31  危機管理を看板にした本を最近よく買うのだけれど、危機管理といいながら日本人論だったり、危機管理とはそのまま対中国軍事の話題であったり、危機管理と言いながら日常雑記であったり、なかなか難しい。
  • 16:36  「何がいけなかったのか」と、「どういけなかったのか」は区別して論じられるべきなのだと思う。同じ原因を見逃すのにしても、それを見つけられなかった場合と、それを過小に評価した場合と、何らかの圧力で「なかったこと」にせざるを得なかった場合とは、解決の方法が異なってくる
  • 16:37  「奴は無能だった」という結論は、無能という評価の面倒なレッテルを貼ることで、その人にある種の免罪を与えているようにも思える。「どう無能だったのか」に踏み込まないと、改良の機会を逃してしまう
  • 17:16  3人で統治を行うトロイカ体制というのは、人工的に作られたのではなく、革命政府みたいな生い立ちの組織が必然として行き着く形に思える。「権力はほしいけれど寝首をかかれたくない」という思いが分業を促進したというか
  • 17:17  「リーダー」と「スポークスマン」、「書記」という3者が、危機に遭遇したチームを運営していく上では必ず必要になる。リーダーは危機を宣言し、方針を決めたら、あとはゴミ拾いに徹することになる。一番くだらない裏方仕事がリーダーの仕事で、それをやらないと危機管理チームは瓦解する
  • 17:19  危機に応じるのは「きれいな」チームであって、扇動の手法で固めた強力な組織は、ゴミの分別を間違えたレベルのごくわずかな瑕疵から瓦解する。ゴミの監視みたいな仕事は、だからこそリーダーのモチベーションで徹底しないと失敗するから、人任せにできない
  • 17:21  危機を宣言したあと、リーダーはだから、忙しすぎて「実務」になんて構っていられない。一方でたぶん、問題は計画したとおりにではなく、報道されたとおりに解決される。スポークスマンの口から出た言葉は、報道で加工されたあと実体化する。実務の権限は結局、広報担当が握ることになる
  • 17:23  書記はすべてを記録する。記録することが抑止力になるし、記録しないことが武器になったりもする。危機の管理は急性期フェイズと、復旧フェイズとでやることが全く異なってくる。復旧期になり、検証と実態把握の作業は、記録されたログを元に行われることになる
  • 17:24  リーダーの役割は極めて小さく、不利に見えるその代わり、リーダーが一度「危機の解消」を宣言すると、大義は消失し、脆くて強力なチームはその途端停止することになる。リーダーは忙しすぎるその代わり、自爆スイッチをいつでも押せる
  • 17:26  相手を自爆の巻き添えにできるリーダーと、自由に実務を行える代わりいつ殺されても抵抗できない広報と、何も手出しできない代わりに復讐はいつでもできる記録担当といういびつな関係が、危機におけるチームのガバナンスであるといえる。各々が弱点を持っているからこそ、信頼が得られる
  • 17:28  「相手には誠意を持って接する」というマニュアルは、暗黙に「顧客の対応に失敗したということは、お前に誠意がなかったということだ」という理論を前提にしているような気がして嫌だ。読者に内面を仮想するマニュアルは、それを読むほどに読者が悪者になるリスクを増やしてしまう
  • 17:30  その相手をいつでも殺せる立場にいることで、人間は優しくなれる。和やかな空気は明示的な弱点の共有によって達成できる。内面で和を志向した公平な関係は、そのうち殺し合いになる
  • 17:50  Android 用のTor なんてものまであるのか。。
  • 18:10  危機広報について、日本の教科書は「組織の方針に従い答弁する。公正に対応する。誠意を持って迅速に対応する。できるだけ多くの事実を伝える」と書く。パウエル国務長官の自伝には「砂漠の嵐作戦」で広報を行うことになった将軍にパウエルがメモを渡す場面が出てくる
  • 18:12  パウエル国務長官のメモは、「彼らは質問を選べる。君は答えを選べる。嘘はいけない。でも答えたくない質問には答えなくていい。憶測を語らない。賛成できない前提を含む質問には答えない。咳払いや足の組み換えをしない。座りなおしたり顔を触ったりしない」など、他にもいろいろ
  • 18:13  こう、日本はやっぱりどこか、相手に対して腹蔵ないところを見せれば相手はきっとわかってくれる、という前提で論を起こして、米国は逆に、まずは「受け身」を教えることで、インタビューを受ける人に安心や保険の感覚を与えようとしているように思える。
  • 18:14  @Drikurs ナチスドイツって、そういう意味では100年先いってましたよね。。  [in reply to Drikurs]
  • 18:16  広報やコミュニケーションは、海外だとどうしてだか軍人が詳しいというか、そういうのに長けた民間の人が軍に入ったりする。オペレーション・トモダチのリーダーの人も、たしか大きな会社のCEOだかだったはずだし
  • 18:17  米国の軍事の本を買うと、たいていはかなり高い確率でコミュニケーションの良い参考書になるのだけれど、国内の軍事の本は、逆に本当に軍事の本で、「おまけ」要素を期待して買うとけっこう外す
  • 18:20  @kanose あの人達は世界中で戦ってるから、もうコミュニケーションは必須なんでしょうかね。。  [in reply to kanose]
  • 18:21  @KKanehira たしかに、説明できなければ、そもそも武力の行使なんてできないですもんね。  [in reply to KKanehira]
  • 18:22  こう、電脳方面の未来図として、公安9課みたいなのを期待するよりも、むしろ警察がその方面から事実上手を引かざるを得なくなり、どこか民間の会社の宣託に従って「犯人」を逮捕する、民間警察みたいなのを思い描いたほうが正しいのかもしれない
  • 18:42  「力づくで「話を聞いてもらった」結果として、たぶん最後は「友達」になり、云々」という記載はリリカルなのはネタを仕込んだつもりだったのだけれど、不発に終わった。
  • 18:44  @nameless911 民間団体をまとめてスカウトしたようなものなのですかね。。  [in reply to nameless911]
  • 19:17  マネージャーの有能さと、思い出し笑いの頻度には相関があるような気がする
  • 20:16  米国陸軍には「事態に置いてけぼりを食らう」という方言がある、というパウエル国務長官の自伝に書かれたエピソードが、病院方言で言うところの「病気に置いていかれる」あるいは「病気に追いつく」によく似ていると思った。とにかく嫌な予感が膨らんでいくときの心理を表現する言葉
  • 20:26  ヲチってこう、大昔のネカマ作戦記もそうだったし、自分たちの業界だと在日医師REDの騒動もそうだったけれど、罠を仕掛けて尻尾をつかんで晒し上げ、叩かれて水に落ちたらなお叩くのがルールで、相手の立場への配慮とか、ヲチしている人にビジョンが求められたりとか、ずいぶん変わったなと思う
  • 20:32  RT @IDA_10: 奥さんの肋骨にヒビがはいった。庭木を力任せに引っぱったらポキっていったらしい。息するだけでも痛いはずなのに、「7番と8番がもっていかれよったァ!」って『はじめの一歩』の千堂戦のセリフが出てくる精神力。尊敬の念を新たにしました。
  • 21:50  PLAN for CRISIS という洋書を買った。文字どおりの、いろんな状況に対する緊急対応マニュアル集。想定される危機がそれぞれ見開き1ページ、そこに関わる役割ごとに箇条書きが一つづつ。箇条書きは全て番号が振ってあり、手順は完全に一方向。徹底している
  • 21:52  「〇〇を行う。その際こうした事の無いように注意する」ではなく、「1)〇〇を行う。2)こうしたことがないことを確認する。」と記載される。たしかに、本当に目の前に危機がある鉄火場で、何かに注意を払いつつ何かを遂行するのって難しそう
  • 21:54  日本の危機対応の本によく書いてあるフローチャートとか組織図って、あれはきれいなんだけれど厳しいと思う。枠で囲われたいくつかの記載が線で結ばれて、相互作用が表現されているのなんかは特に。あれは注意が散って、むしろどの枠組みも頭に入らない
  • 21:55  やっぱり洋書の、Anaesthietic crisis manual という本が手元にあって、これも想定された危機ごとに、番号のついた、一方向で分岐のない箇条書きですべてが記載される。選択肢を記載から追放するのは、危機にあってきっと大事なんだと思う
  • 23:28  原稿作るときって、やっぱりできれば3画面ほしい。LaTeX 打ち込むメイン画面と、版面チェック用のPDF、もう一画面あれば資料を参照しながらいけるのだけれど、置くスペースがない

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