Sun, Nov 11

  • 14:26  書籍は最初の頃、医学書コミケで販売したら面白そうだな、と思ったのがいろいろ作るきっかけだった。内容はともかくとして、手元のPCで書籍の形態に仕上げることは可能だったし、出版社にお願いするにはハードルが高すぎるように思えた
  • 14:27  実際問題として、同人誌の即売会にはるばる参加するのは時間的に無理であるにせよ、たとえば自分のホームページで本を販売して、それにペイする程度の冊数を見込むことは、十分可能であるように思えた。当時はネットでの小さなビジネスというのが未来っぽく見えたし
  • 14:29  在庫を置くスペースについては、役得で病院の倉庫の空きスペースを使うこともできたし、病院という組織には書籍を印刷できるような印刷会社さんも出入りしているから、印刷を依頼する当てもあった。でも最終的に、お金のやり取りに責任が取りきれないというのが厳しすぎた
  • 14:31  1000部なら1000部の本を印刷して在庫して、ネットで告知することが、自分の職場環境だと比較的容易にそうした設備に手が届いた。でも最終的にそれを販売するのなら、もちろん住所や氏名のやり取りをしないといけないし、お金が動く。1000人分の責任はお金以上に重たい
  • 14:32  どんな形で支払いがなされるのか読めないし、自分たちの側が指定したやりかた以外の方法で支払いが行われて、じゃあ突っぱねられるかといえばそんなことはない。絶対にトラブルになるし、自分にそのトラブルに対処するだけの余裕があるとも思えない。
  • 14:33  万が一トラブルになったとして、自分はふだんネットでは匿名であれこれ書いて、トラブルになった相手方はもちろん、こちらの住所や本名、勤務先みたいな情報を手にすることになる。バラされてなにか問題になるわけじゃないけれど、やっぱりやっかいで、書籍の代金はそれに見合わない
  • 14:34  そういう意味で、同人誌即売会での直接のやり取りというのはすごくよくできているし、同時にたぶん、同人誌を作っている作家さんの多くが、自分の家で同人誌の通信販売をやらないのは、そうしたお金のやり取りの責任が、やっぱり誰にも重たいからなんだと思う
  • 14:35  1000冊を販売するとして、もちろん1000冊を自分で梱包、発送する必要があって、じゃあその時点でちゃんと届くのか。届かなかったらどうするのか。商品の品質がお金に見合っていない、と買った人からお叱りを受けた時に自分はどうすればいいのか、まじめに考えると問題だらけだった
  • 14:36  なんというか、ネットで小さく商売する、お金のやり取りをそこに発生させること自体、本来はけっこうリスクが大きいし、そのときに生じるトラブルは、お金のやり取りを通じて得られる収益を上回る気がする。カンパで学費の騒動なんかもそうだったのだろうし
  • 14:38  出版社が引き受けてくれる機能でかなり大切なのが、商品としての品質保証と流通、支払いに関する業務と責任の代行で、個人的にはそれは、個人で代行するのは厳しいんじゃないかと思う。
  • 14:39  もちろん試行錯誤の回数が増えていけば、失敗事例なんてごく少数になるのだろうけれど、個人での電子書籍がもう少し普及したとして、「こんなのを買ったけれど詐欺みたいに酷い内容だった。こんなヤツが書いてた」みたいにネットで叩かれ、騒動になることもそのうちあるような気がする
  • 14:45  @Dominion525 「全部一人でやる」のって、面白うそうだけれどやっぱり難しいのでしょうね。。  [in reply to Dominion525]
  • 14:46  同人誌即売会というのは、そういう意味でいろんな機能があの場にあるんじゃないかと思う。お金の支払形態は1種類に絞られるし、まわりでも商品を売っているから、それがお金に見合ったものなのか、相場感覚みたいなものが自然に生まれる
  • 14:47  同人誌即売会では商品を手にとって見ることができるから、品質については買った人の責任が明示的になるし、現金でその場で支払うやりかたは、お金のやり取りにまつわるトラブルを、それでも最小にできる妥協点でもある
  • 14:48  @Dominion525 ネットができたからといって、人間組織が持っている機能を代行することはできても、責任を代行するのはすごく難しいですもんね。。  [in reply to Dominion525]
  • 14:49  売っている人が周りにもたくさんいて、買う人もまた周りにたくさんいるという環境、お互いの立場を持った目線がたくさんあることが、即売会やバザールに、一株の保証を与えているんだろうと思う。ネット販売はそういうのがちょっと欠けてる気もする
  • 14:51  Amazon でスパムを販売することもできるんだろうか? 最初の数ページだけ青空文庫から引いたまともな文章で、中身はワードサラダみたいなのを作って、100円で大量に販売するような。さすがにそういうのを弾く仕事をしている人がいるんだろうか?
  • 14:52  @akami_orihime 即売会というやりかたは、考えるほどによくできているんだなと。。  [in reply to akami_orihime]
  • 14:53  幸福の科学Amazon で本を販売すれば、出す本全部ベストセラーになるから国内の上位を完全制覇できるように思うんだけれど、やらないんだろうか。。
  • 14:53  @nan5o けっこうなんでもありなのですね。。。  [in reply to nan5o]
  • 15:01  @star_orihime 個人どうしの契約は、やはり個人的には、荷が重すぎるようなきがするのです。。  [in reply to star_orihime]
  • 15:17  @zu2 あの団体が気合を入れると、Amazon の販売ページを埋め尽くすぐらいのことは、電子書籍が立ち上がった今ならば、比較的容易にいけるんじゃないかと思うのです。。  [in reply to zu2]
  • 15:52  @miza 電子書籍はたしかに、「一人1冊」なのですね。。。。  [in reply to miza]
  • 15:58  @miza ああいう人たちはたしかに、一度に10冊とか買うからこそ、ベストセラーリストに宗教書が上位に食い込むのですもんね。。  [in reply to miza]
  • 16:58  http://t.co/4bCbrGRp バザールの賑わいには意味がある 電子書籍の話
  • 16:59  @harupong さすがにそういうのがないと、スパムに焼き畑をやられちゃいますもんね。。  [in reply to harupong]
  • 18:02  http://t.co/o6ZrA6uHルパン三世vsシティーハンター】 すばらしかった。
  • 18:38  意見の粒度って、みんなどうやってそろえているんだろう? 具体的には、書籍の原稿をレビューしていただくときに、誤字脱字の訂正のみして下さる方と、下手すると「この現行配置から書きなおしたほうが読者のためだと思います」という意見をくれる人とが出てくる問題
  • 18:42  心肺蘇生の講習会、あくまでもミリヲタ視点ではあるけれど、日米の講習会の違いというものが、第二次世界大戦の日米航空機の違いそのまんまで、人間て変わらないよなと思う。統一規格で大量生産する米国と、米国を輸入しつつ、無数の独自企画を作る日本と
  • 18:44  米国循環器学会直輸入のコースはACLSとして講習会が日本でも行われる一方、救急学会ではICLSという少しアレンジした講習会を並行して開催する。脳外の人たちはさらに脳外特化の心肺蘇生コースを開き、内科学会もJMECC という独自コースを開く
  • 18:45  受講する人の顔ぶれも、あるいは専門分野も微妙に異なるのだから、たしかに独自企画を作るのは間違いではないのかもしれないけれど、ただでさえ教えられる人が少ない分野で、今度は受講生が増やせない。あるコースで認定をもらっても、別のコースを受けるときには使い回しが効かない
  • 18:46  どうしてもこう、比較的少ない機種を大量生産した米国と、同じような機能を持った航空機や、下手すると船舶も陸軍と海軍とで別々に設計、調達した旧軍と
  • 18:47  米国の心肺蘇生コースはむしろ改良の結果として簡略化され、熟達した講師が前提の講習会は、DVDの鑑賞会に変わった。日本はその当たり、講義の品質では負けていないとはいえ、熟達した講師の人たちはいくつものコースで講師を掛け持つ羽目になって、休日が全部吹き飛ぶ。熱意すごいんだけれど
  • 18:49  心肺蘇生のコースが、大雑把な内容はどれも同じであるにもかかわらず細かいところで異なった結果として、同じ病院の中に、「私は○○の認定を持っています」という人が4系統ぐらい出現することになる。じゃあそういう人たちをごちゃまぜに運用していいのかどうか
  • 18:50  米軍はたぶん「戦争に勝ちたい」というところから航空機の開発が始まって、旧軍はなんとなく「無敵の戦闘機がほしい」から始まっているような気がする。戦術の勝ちを重ねた結果に戦略の勝ちを見ているような。でもそれを繰り返しちゃいけない
  • 18:54  医学系の学会を小さいのまで数えると、国内だとたぶん1000を超えるんじゃないかと思う。ああいうのはもう、偉い先生の数だけ学会が増える
  • 18:54  @renpoo 喋る言葉がみんな異なっていくのは、やっぱり効率を落としますよね。。  [in reply to renpoo]
  • 19:20  アシモの恐ろしさは生産性で、ホンダが本気だすと軽自動車よりも安く量産できる」みたいなコピペをときどき見るけれど、実験室レベルでそこまで熟成が進んだ製品を、それでも「工場に安価に設置できる人型ロボ」を最初に実用して製品化するのは米国のベンチャーだ、というのが本当にもったいない
  • 19:21  実験室レベルではものすごく開発が進んで、そのくせコンセプトを実現した製品を実用するのは海外で、「あんなものいつでも作れる」と笑っているうちに市場が食いつくされる。iPod と似たような事例ってきっとたくさんあるんだろうと思う
  • 19:22  RT @satta7010: 川原泉先生の巫女はきっと「もきゅ もきゅ」という擬音で麦チョコを頬張る。クソッ最高だ
  • 19:44  @Ithaca_Chasma やっぱりこう、魔法の銀の弾丸は、そういう場所にはないものなのですね。。ありがとうございました  [in reply to Ithaca_Chasma]
  • 21:16  @numachinomajo 最近たしか、ルンバを作っている米国の会社が、足のない工業用アシモみたいな製品を、工場向けに製品化しているのを見たのです。。  [in reply to numachinomajo]
  • 21:16  @trinity_site ああたしかにもう「いつものこと」なのでしょうね。。。。  [in reply to trinity_site]
  • 21:17  @KKanehira こういうのは、「戦争」が一段落してみれば、無数のバリエーションがコレクションの楽しみになるのかもですね。。  [in reply to KKanehira]
  • 21:52  @kumabcdefg あの会社はたしかに、ちょっと特別なのかもですね。。  [in reply to kumabcdefg]
  • 21:54  @akami_orihime 同人誌の即売会も、ひとつの単語でくくるにはバリエーションがものすごいですもんね。。  [in reply to akami_orihime]
  • 22:11  @Drikurs あのへんやっぱり、旧軍の将軍を思い出しちゃうのですよね。。  [in reply to Drikurs]
  • 22:49  なんか人員引き抜きのお誘い手紙が来たのだけれど、短い文章の中にエグゼクティブサーチだのワールドワイドヘッドハンティングだの、長すぎるカタカナが何度も繰り返されて、読んでいてめまいがする。コンサルタントの人って、こういう文章で人釣れると思ってるんだろうか。。毒流し漁みたいなものか
  • 22:58  @evetan コンサルタントもいろいろなんでしょうかね。。  [in reply to evetan]
  • 22:59  @kumabcdefg こう、カタカナの割合に逆比例して信頼度が落ちていくような  [in reply to kumabcdefg]

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