2005-09-21から1日間の記事一覧

中国にいってきた

##夏休み 動機は単純。パンダを見に行こう。準備なんか何も考えていなかった。先の読めない仕事。遠い先の予定をいれると、 予定直前になったとき、締め切り効果で判断ミスの可能性が増える。幸い、現地のガイドさんには**つて**があった。「いつでも大丈夫で…

都市部と農村部との収入の乖離は大きな問題になっている。所得の格差だけでなく、農村で働く人が馬鹿らしくなってしまい、どんどん都市部に流入している。農作物の生産高がだんだん減っている。農村部には、老人と子供しか残らず、若者は都市に流入する。その割には、治安は悪くない。夜中でも、女性は一人で歩ける。

一部「**犯罪?**」と思うところもあったが、黙ってた。小泉政権が大勝したことは中国でも話題になっていた。小泉支持だと答えたら、ガイドさんの笑顔が翳った。都市に戻って観光。夜は劇場へ。演劇は、中国では非常に人気がある。かなり前から予約を入れないと…

仕事柄、友達同士(ベンチャー企業の経営仲間らしい)で世界中を旅行するが、今ブームなのは秘境。チベットの奥地とか、シルクロードをラクダで旅するとか。どこに行っても、中国の共通語は通じる。

コネクションのある人は、株価をある程度操作できる。だから、利益を分配したいときには、株を利用して特定の人にお金を移動することができる。コネクションのない人は、もちろん参加できない。

株式投資は盛ん。それでも、国外の人が中国株でもうけるのは無理。中国人は、株式で利益を出そうと考えたら、まずは政府要人、投資会社の人を交えた「食事会」を開く。その席で、どんな株を買うのか、目標とする利益はどのくらいを目指すのかを打ち合わせる。知っている人は、確実にもうけが出る。一方、知らない人は絶対に損をする。

テレビが普及して、中国語は共通語ひとつにほぼ統一された。テレビ番組は字幕といっしょに放映されるので、今では地方のお年よりでも共通語をしゃべる。訒小平が公式の場でも四川の言葉でしゃべっていた影響もあり、共通語には四川の言葉の発音がかなり入っている。

天安門事件の評価はまだ定まっていないけれど、あれ以後中国の開放は進み、中国は毎年10%近い成長率(評価の基準は分からない)維持している。SARS騒動や、最近の抗日デモといった事件は、こうした成長率には心配したほどには影響しなかった。

訒小平という人物は、天安門事件で変な形で有名になってしまったけれど、人生トータルで評価すると、成功した政治家として肯定的に評価されている。

文化大革命については、現在では「失敗だった」と公言しても大丈夫らしい。天安門事件についての話題は、まだあまり語られる雰囲気になっていない。