2005-10-30から1日間の記事一覧

圧波形がきれいな3角形をしていたら、水分量としてはだいたい**いい線**をいっている

基本はこれだけ。足りないならどれだけ入れればいいのか。 そもそも本当に「足りない」のか。 アナログな波形判断だけでは答えは出ない。検査の感度や信頼性という部分では、 この検査は信頼性は低い。でも役に立つ。このパラメーターのもっとも大きな利点は、…

動脈圧波形が「尖って」いたら、その人には水が足りていない

栄養の悪い人、肝臓の悪い人では、水を入れないと血圧が保てず、水を入れれば入れただけ胸水が増える。

医者のやっていることが本当に何かを「管理」出来ているのなら、 水加減を調節できる能力というのは 医者の技能の中では相当に大事な能力だ。これは何をみても分からない。胸部単純写真は嘘をつくし、心エコーも嘘をつく。 血液検査。肺動脈カテーテル。どんな…

外科の手術後などは、内科の常識ではありえないぐらいの輸液量を入れても、まだ足りないことがある。

心臓機能が落ちていれば、同じ水分量でもうっ血を生じる。

アナログ評価の検査

##大動脈圧波形 いま働いている集中治療室では、患者さんのほとんどに動脈ラインがつながっている。 動脈ライン。右の赤いのが波形。動脈ラインはいろいろなことに使える。血圧や脈拍数は24時間連続して測れるし、 採血も楽だ。24時間体制のICU、1日に4回も5…