2006-02-09から1日間の記事一覧

全体と部分の最適化

##帳尻あわせの技術 職人芸というのは、つまるところ帳尻あわせの技術だと思う。例えば法隆寺。もう1200年以上も経っている最古の木造建築物だけれど、 ハイテクなど使っていなくてもちゃんと建っている。大工の職人芸のなせる業だ。法隆寺が名建築なのは論…

生扉と生体

生体というのは、うまくいっているときにはその維持のコストは非常に少ない。 暴飲暴食を多少行ってもどうということはないし、3日や4日カップラーメンだけで暮らしたとしても、 それだけで体がおかしくなることもない。むしろ、規則ただしすぎる生活は生体…

限られたコストの中で、最高の品質の製品を作る。

どんな現場でも、常について回るのがこうしたトレードオフの問題で、これを乗り切る知恵として 「局所の最適化を捨て、全体の最適化を目指す」ストラテジー、職人芸というものが存在する。西洋医学の治療は、時間とのトレードオフだ。突っ込めるマンパワーは、…

限られた技術で、1000年持つ建物を作る。