2006-04-23から1日間の記事一覧
自分の「アイデア」というものは、文章のテーマとか、 結論に相当するものではなくて、ほとんどがこういう「言い回し」に相当するものだ。面白そうな言い回しとか、下らない表現といったものがまずアイデアとして浮かんで、 それを活かせるような文章のテーマ…
最近は、このルールをことごとく破っている。昔から「いい文章」を書こうと気張っては難しい表現を多用してみたり、 読者受けをしようと色気を出しては誰かを中傷するような表現を多用してみたり。 そのつど怒られた。いい文章なのかどうかはさておき、テキス…
をひけらかさない、謙譲で人の言うことにもよく耳を傾ける、そうした人柄というも のは、自然と書いたものににじみ出る。「文は人なり」というのは真理。
もう垢まみれの言葉。人の言い始めた表現を盗まない。
クダクダと何語も連ねるのでなく、ピタリと言う。
そんなことより、いま書きたいと思うことを、わかりやすく、自分の使い慣れた言葉 で、しかもこれ以外にない、という適切な言葉を選んで表現する。そのため にはボキャブラリーは豊富でなければ。
うとしているか、相手にわかること。何度も読み返さねばわからず、読みように よって意味が違ってとれるなど論外。あまりに長い文章は、たとえば野坂昭 如のごときのテクニシャンでなければ、たいてい破綻をきたす。
実家の言い伝え。