2006-05-17から1日間の記事一覧

祟りが支配する複雑な世界

同業者以外からは同意が得られないだろうけれど、医者というのは立場が弱い。>強さとは、「攻撃力」×「打たれ強さ」。病院と言う限られた空間の中では、医師の攻撃力は非常に強い。 職業倫理さえ捨てる気になれば、もうどんな暴言だって吐ける。ところがそれをや…

祟りの罰則は予測可能であるが、その予測には相当な困難が伴うこと。

警察が来るなら、罰則が簡単に読めるから、強い人はその範囲で好きにやれる。「テープレコーダーで録音しています」 だけなら、それを警察に提出されるのか、マスコミに持っていかれるのか、想像するしかない。 想像を刺激する「祟り」は、怖い**。 祟りの価値と…

祟りの効果のおよぶ範囲が見えにくいこと。「警察官が巡回しています」「ビデオカメラを回しています」

といった祟りは、警察のいないとき、ビデオの視野から外れた場所では祟りが成立しなくなる。 「境界」を考察させるルールは、祟りとしては弱い**。

**祟りの根拠となるものが具体的であること**。オカルトは厳しい。

たとえば「会話は全てテープレコーダーに録音します」というの具体性がある「祟りルール」だ。 具体的な存在に乗っかった祟りは、いやでも目に見えるようになる。

祟りは、どうなったら発動するかの基準があいまいで、

また祟られたら何をされるのかがはっきりしない。 原則が無いから、その存在を常に意識しないと行動できない。法律は、強者に優しい。ルールの限界に挑むためには、それなりの勇気と打たれ強さは 欠かせない。強いものは、常に法律ぎりぎりまで行動できる。…

法律は、どうなったら法律違反になるかの基準が明確で、

それが発動すると何をされるのかがはっきりしている。 その法律を破らない範囲なら、そんなものは最初から無かったかのように行動できる。