発表用原稿の覚え書き

学会シーズンも近いので。

症例報告などの口頭発表を行う際にも、原稿を暗記していく以外に発表用の原稿を持っていくほうが間違いが少ない。万が一、暗記している原稿を忘れてしまったときなどでも発表中に上がらずにすむ。

口頭発表に持っていく原稿は、普通の印刷原稿の形式ではない。発表中に詰まったときに、その場所をすぐに参照できるよう、文章のレイアウトに気を使う必要がある。

発表原稿を作る際に気をつけているのは以下のとおり。


読み原稿の文章は極力改行しない。改行を行う際には、語句を途中で切らない。

文章中に"、""。"が出てきたら、そこで改行する。たとえ短い文であっても必ず改行する。完全に自分用の原稿なので、紙面の体裁にこだわる必要は無い。

読みにくい文字はひらがなで書く。発表中は暗いので、そうでないと見えない。

話し言葉で書く。発表中に原稿に目を落とすときは、暗記していた内容が何かの理由で破綻したときなので、何も考えないで朗読できる形で文章が書かれていないと発表中にパニックに陥る。

段落は1文字落とすだけでなく、1行空ける。

フォントはボールド体のゴシックが見やすいと思う。印刷原稿ならば、最低でも20ptぐらいの大きな文字をつかう。