2005-10-18から1日間の記事一覧

ネットワーク化した病院の未来

##救急外来のつらさの変化 救急外来の当直空け、朝の5時ごろに煮詰まったコーヒーを飲む頃には 白衣が血まみれだったのは今は昔。地域の大病院に勤めるということは、その地域に住んでいる人たちの生き死にに対して、 無限責任を負うというのに等しいことだ…

治療につながる知識というのは、例えば呼吸器内科に紹介するときは胸部CTとLDHの採血が必須とか、○○先生にコンサルトするなら月曜の午後が最高とか、この症状が出たら、こういう採血を取って

この科に相談すると解決するとか、医師同士のコミュニケーションを円滑に行うための 知識。これをたくさん知っている医師は、「ソツがない」とか、「使える」医師などと表現される。前者の知識は、体験を通じてしか身につかない。こういう知識は共有できず、知識…

「腕」に相当する知識というのは、例えば手術や内視鏡の腕、専門的な技能や治療のための最新知識。こうした物を持っている医師は「ベテラン」とか、「ゴッドハンド」などと表現される。

どこまでやったら、「ゴール」とするのか。

大事なのは、それぞれの専門科ごとの、入り口と出口の部分の 共通化だ。各診療コンポーネントの内容については、それぞれの専門家に任せる。どんな方法であっても、 要はその人の守備範囲の病気が治れば、それでその人の役割はおしまいだ。診療コンポーネン…

どこまで検査をしたら、その患者を受けるのか。