2005-12-09から1日間の記事一覧

みんなと同じことをするという戦略

>「みんなと同じことをする」しかいない国は、危ない。 >中心が腐った場合、その腐敗を食い止める力がなく、腐敗がひろがる一方だからだ。 >バブルも、欠陥マンションも、そしてファシズムも、そのようにしてひろがる。 >腐敗した権威や確信犯はもちろん悪いが…

辛い治療をするなら、どうしてそれが必要で、それが終わると患者さんが何を得られるのか。ただ「体にいい」じゃなくて、「良くなった体を持つ」ことがその人になにをもたらしてくれるのかを説明できること

要は口が上手い、プレゼンテーション能力が高いという言葉につきるのだけれど、 たとえ医学に画期的な進歩をもたらせなくても、いい医師になることはきっとできるし、 「医学的に正しい」治療をやることと、 「お金儲けの上手い医者」になることとは、きっと矛盾…

物事がスムーズに進行しているならば、何が良くてこの状態を維持できているのか、分からないけど偶然上手くいっているのでこのままにしているのか、自分の描いたプランどおりに進行しているのか、

そういうことを自覚的に認識できて、説明できること

物事が上手く行かなかったり、あるいは上手く行かない場合はどうするのか、回避手段や、自分以外の医師への紹介まで含めて、先のプランを遅滞無く示せること

自分が今何を考えていて、お客さんをどうしようとしているのかを分かりやすく正確に伝えられること

10年前に主流だった強心薬と利尿薬。今では「**できれば用いないほうがよい**」薬になってしまった。

最近の治療はどれも効く。心不全の人にこうした薬を使うと本当に元気になるし、 10年前に比べると、心不全の急性増悪で 夜中に入院する人は本当に少なくなった。それなのに、10年前までは誰も気が付けなかった。実際のところ、10年前の時点でも、偶然に「正し…

**アルドステロン拮抗薬**。肝硬変の人などに使う、ものすごく古い利尿薬。これも10年以上前からすでにあった。

**β遮断薬**。1年目の頃には「心不全には禁忌」と教科書にも書いてあった。今では心不全治療には「必須」の薬だ。

**ACE阻害薬**。効きの悪い高血圧治療薬として、珍しくも何とも無い薬としてすでに売られていた。