叱りかた
正しい部下の叱りかた。
相手をしかるときの評価の基準は常に一定にする。自分の気分で閾値を変えてはいけない。
自分の何が悪くて怒られたのか、その回答が明確でないといけない。
後で叱らない。その場で叱る。過去の事をほじくり返して一緒にまとめて叱らない。
やって欲しい事は、ズバリ言う。回りくどい言い方はしない。
誉めてから落とさない。叱ってから何かしら誉める。
逆をやると洗脳の前段階を作るのに使える。
相手への評価の基準は一定にしない。どこまでやれば怒られないのか、それがわからないとターゲットは常に何かにおびえるようになる。
自分の何が悪くて怒られたのか、その回答は与えない。怒られた理由が与えられないと、ターゲットは常に自分を責めるようになる。そのうち、やってもいない罪まで思い出すようになる。
叱るときには過去のことまで蒸し返して怒りを増加させる。相手のやっていないことをいくつか混ぜてもどうせ分からない。ターゲットは自分のやったことを忘れてしまったことで、自分を二重に責めるようになる。
やって欲しい事は常にあいまいに言う。正解と不正解とを気まぐれに混ぜることで、ターゲットの混乱を招くことができる。
誉めざるを得ないケースでも、その後必ず何かケチをつける。相手をいい気分にさせる必要は無い。