2005-07-19から1日間の記事一覧

組織崩壊までの4段階(再掲)

社会にはいろいろな組織がある。病院や会社といった組織。「内科」「医療界」といった、いくつもの施設が集まった、さらに大きな組織。どんな組織にも創業者たる代表がいて、その人、あるいはその組織の求心力に引き寄せられて人が集まり、組織を作る。病院…

第三のシステムを作るには、第一、第二のシステムを作る以外の方法は無い。

開拓者組織が崩壊しても、そこにはリーダー達が作った「ニッチ」が残っている。恐竜時代、恐竜たちは巨大な生態系を作ったが、その進化の過程で絶滅した。それでも、世界はそのまま残っている。恐竜の作ったニッチには、すばやく賢い哺乳類が生まれ、また新…

第二のシステムの重さに皆が嫌になった頃、**第三のシステム**が現れる。この頃には、最初の開発グループはもういない。第一のシステムのコンセプトは常識になり、しかも開発者には十分な開発期間があるので、第三のシステムは再びリソースを消費せず、すばやく動くシステムとなり、理想的なシステムとなる。

第一のシステムの成功に触発され、**第二のシステム**が作られる。「第二のシステム」は多くの人の心をとらえ、商業的に成功するが、最悪のシステムである。第一のシステムの成功に乗り遅れた「専門家」が、自らのコードや考えを組み込もうとするため開発グループは肥大化し、それとともに機能も肥大化する。それとともに第二のシステムはリソースを消費し、ゆっくりとしか動かなくなる。

**第一のシステム**は、小さなグループが創造力を駆使して短期間で作り上げ、柔軟性に欠け機能は限定されているが、標準的なシステムよりも性能が良く、無駄なくすばやく動く。

「裏切るとこの組織から放り出すぞ」

名声の段階も末期に差しかかると、組織は恐怖を用いることで、求心力を保とうとする。「その組織にいる名誉」がなくなり、「組織から放り出される恐怖」が、もはやモチベーションになりえなくなったとき、組織は崩壊の次の段階に進む。##お金の時代 創業者の…

「訴訟されると人生が終わる」

この会社も、将来へのステップアップを考える時期です

こうした意見に違和感を訴える初期メンバーは、「専門知識も無いのに反対だけする奴」として批判される。「**非専門家**」と名指しされた初期メンバーの中には、組織を離れるものが出始める。創業当時のメンバーがいなくなっても、組織自体はまだまだ大きく…

情熱だけで人を引っ張るやり方は古いんですよ

あなたがたのやり方は非効率的