2006-01-01から1年間の記事一覧
「娘に是非ともお礼の手紙を書かせて下さい」とお礼のメールをよこしてきたこんなとき、対象となった人は、匿名を貫けるだろうか?あるいは、自分のリンク先の身内は、全員問題ないと言い切れるだろうか?##全てはgoogle さんが知っている
アドレスに、病院名と勤務先とが明記されていて、 社会的な地位も上のように見える
信じているのか、信じられないぐらいプライベートなことを書き散らす医療系でやってる人は少ないだろうけれど、mixi のユーザーの人を煽って、顔写真などをたくさん 公開してもらった上で、本人の知らないところでそれを笑いものにするグループがある。本人…
日記をつけている本人にとっては何の価値もない情報であっても、 解析者にとっては宝物だ。そんなものが分かるだけでも、病院名は相当絞れるし、すくなくとも「身内」を装う 強力な助けにはなる。管理人にメールをもらったり、 掲示板に書き込んでもらったりす…
医師の書いている日記が増えた。4-5 年前までは本当に少数。blog なんてサービスもまだ無い頃は、 ネット上で何かを書いている同業者なんて、ちょっとしたリンク集に載せられる程度しかいなかった。Weblog がブームになって、同業者の日記が増え、m3.com み…
未来予想##2008年:出産券 出産可能な施設の減少を受け、一部自治体で「出産券」の発行が行われる。里帰り出産等による、地方での予期しない出産を避けるための処置だったが、 ネットオークションでの出産券の売買、偽物の出産券が出回るなど問題点が指摘され…
「他人の手である」と解釈する。様々な感覚には恐らくは優先順位があって、矛盾した感覚を挿入されることで、 その人の世界知覚は任意に操作が可能になる。人為的に引き起こされた「めまい」の状態は、 恐らくはある種の説得を行うのに最適なマインドセットを作…
脳は「世界が回っている」と解釈する。
与えられた条件が一つ違うだけで、もうルールは分岐する。最適なルールに行き当たるまでにたどらなくてはならない分岐の数が 増えるほど、ルールの数は指数関数的に増えていく。人工知能の分野では、この組み合わせ的爆発という問題に、 常に悩まされつづけ…
##従来の知能の考えかたの問題点 知能があるとはどういう状態なのか。>人間は、一度外界からの全ての情報を受け入れて、脳がそれを処理して全ての命令を出す従来はこういう考えかたが主流だったけれど、知能を持ったと言えるロボットを作るのは難しかった。…
>結城さんの家に「凛(りん)」という名前の娘が生まれたら、 その子供のあだ名は絶対に「**有機リン**」だなあ…。夜中に胃洗浄しながら、そんなことを考えた。スミチオンは頭が痛くなるから嫌い。
再構築を受けた知識というのは、あるものは淘汰され、別のものは便利に利用されて、 最終的には現実世界での自分を助けてくれる。それでも、学んだ知識というのは しばしば抽象的過ぎて、現実に適用するのが難しい。抽象化は、その過程で常に何かを失う。知…
整理されて、実世界で活かせるようになる##はじまりはSF から 本屋から、SF 小説が減っている。ちょっと前までは、SF 小説を置いていない本屋なんてありえなかったのに、 最近はもう絶滅寸前。SF は本棚の中でのニッチを失い、かつてあった広大な領土には、 …
変成する経験はその人の思考過程自体を変える
変成する知識は実世界の人間がかかわったものが多い
##研修医の頃 当直帯で「患者さんが苦しがっています」というコールがあったときの話。心不全なのか喘息発作なのか、目の前の患者さんはとにかく苦しがる。 聴診してもゼーゼーいう音が聞こえるだけで、診断にはつながらない。1年目だった自分だけでは手に余っ…
自分で治療するのか、あるいは治療できる誰かに頼むのか。いざという時のために、こうした「汚い、洗練されていない治療手段」を想像しておくこと、 そして、「この一線を越えたら、ベテランという立場を捨てて、頭の悪そうな治療を開始しよう」という そのライ…